“全国65店舗出禁のパチプロ”が「年末年始に勝つための立ち回り術」を解説。「普通は勝てない時期に勝つ方法」とは
パチプロ歴20年、パチンコ雑誌やパチンコYouTubeチャンネルなどで活躍しているミネッチ氏。日刊SPA!では、全国65店舗のパチンコ店から出入り禁止を言い渡された経験談コラムや、パチプロとしての攻略系記事などを掲載している。
年末年始は「時間があるからパチンコ屋に寄ってみよ〜」という軽いノリの人が増えるから、玉を出さなくても客がつく。いわゆる「入れ食い状態」なので、パチンコ屋は釘をアケる必要がない。
そのため、打つ側としては「稼ぎにくい時期」といわれており、無策で打ち続ければ財布の中身がカラッポになってしまう。それでも遊技する予定があるのならば、この機会に「戦略的なパチンコ」というジャンルに触れてみてはいかがだろうか。直近にグランドオープンした店のデータを採取したので、その狙い方も考案していく。
一般的には「1,000円で何回、液晶を変動させられるか」という数値が回転率といわれており、パチプロたちは高回転率の台を探して勝負を挑む。たとえば1,000円で20回転まわる台と、15回転しかまわらない台があったとする。この「たった5回転の差」がどれくらい遊技に影響するか、ご存じだろうか。
朝から晩までパチンコを打つと、おおよそ2000回転は通常回転をプレイする。それを1,000円あたりの回転数で割り、投資額を算出してみると……
・回転率20回の台なら:2000÷20回≒100,000円
・回転率15回の台なら:2000÷15回≒133,333円
なんと、3万円以上の差が生じてしまう。しかもデジタル抽選のパチンコは完全確率なので、回転率を重視するだけでも投資の軽減になることは明らか。だから「回転率なんて関係ないよ〜」と闇雲に打ち続ける行為は、地雷の上をスキップで駆けるも同然。
なんとなくでも「良釘」「悪釘」を判別して、「この台、まわらないな~」と感じたら撤退する潔さが、投資の軽減に直結する。それでは、さっそく高回転率台にありつくための戦略を練る。
まずは日付けごとの還元率を予想して、おおまかな立ち回りをイメージしておく。これを頭の片隅にでも入れておくだけでも、効率的な押し引きができるはずだ。
・12月24日~31日:攻めの期間
クリスマス前後から年末にかけて、グランドオープン店舗や周年記念日を徹底的に狙う。SNSでのリアルタイム情報収集が鍵となる。新規店舗は還元を優先する傾向があるため、強気に攻めたい。
実際に2024年12月のグランドオープン店の稼動データを採取したところ、すべての機種が強いわけではないが、「大海物語5 SP」が平均20回転オーバーの高状況だった。
・1月1日~5日:守りの期間
正月三が日は、ホール側が「正月料金」に切り替える時期。しかも2025年は元旦から5日間も休日が続くため、1月5日まで悪釘を据え置く可能性が高い。必要以上の投資を避けるためにも、慎重な立ち回りを心がけたい。
・1月6日~:通常営業モードに注目
徐々に通常営業モードに戻してくれる時期なので、「特定日」=「好状況」といった法則が通用する店が増えてくる。また、1月6日(月)から大規模な新台導入が始まるので、「P清流物語4」「P世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」など、新機種の調整ミスを積極的に狙いたい。
パチプロが教える「年末年始の立ち回り術」
パチプロが説く「回転率の重要性」
年末と年始、どちらが勝てるのか
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技術と釘読みで凌ぐパチプロ生活が20年。その稼働内容を、雑誌(パチンコオリジナル実戦術、必勝ガイドMAXなど)に寄稿し始めて10年が経つ。YouTubeの密着シリーズ(パチダンTV)は特に人気があり、70万回再生を超えた。
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X(旧Twitter):@minetch
YouTube:ミネッチのパチンコ日記
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