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ワンランク上の【大人のバーベキュー】を楽しむ方法

バーベキュー

人が多くなると準備も増える。手際よく、円滑にバーベキューを進めたいなら役割分担は必須。

  5~7月、バーベキューにはもってこいの季節である。バーベキューといえば夏というイメージが強いのだが、炎天下の中、灼熱の炭火に晒されては熱中症と隣り合わせの死亡遊戯にもなりかねない。やや涼しいと感じるくらいの季節の方が、バーベキューにはもってこいなのである。   5月の連休にバーベキューを考えている方も多いと思う。だが、バーベキューに対して「頭を使わずにただただ肉を焼けばいい」と思っているようではまだまだ。肉を焼いただけで、ぐったりと疲れだけが残る一日になってしまうのは想像に難くない。そこで今回は、一工夫でバーベキューを飛躍的にレベルアップする方法を紹介したい。筆者の経験上、バーベキューを仕切れる男はその場で株価急上昇。ぜひともワンランク上、大人のバーベキューで男を上げてほしい。 【入門編】  楽しいはずのバーベキューが楽しくないバーベキューになってしまう一番の原因は準備不足にある。そこでまずは忘れがちな基本をおさらいしておきたい。 ●イスよりもテーブル  バーベキューでは各自が皿と箸、そして飲み物を持つ。この時点で普通の人は両手がふさがる。では、どうやってビールを飲みながら肉を食えばいいというのか?となるワケである。シートなどを張ったとしても地べたに座ることには変わりはない。ホコリも舞えば、酔って皿や缶を蹴飛ばす危険もある。そのため、テーブルは必須。テーブルがあれば、両手を塞がらせずに飲んで食える。そして、テーブルを囲んで人の輪ができて会話も弾むのである。 ●火をおこしてから人を呼ぶ  バーベキュー初心者のほとんどは、炭火を起こすことをナメている。着火剤を入れれば数分で火がつくと思っている人が大半だが、実は炭が湿気っていたりすると着火するまでに数十分、炉の作成から合計すると1時間以上かかることなどはザラ。そのため、火がつくまでに女のコたちがうんざりしてドッチラケ……なんてことも。集合時間は準備が終わった時間を想定するのが賢いバーベキューの鉄則。準備班、買い出し班、料理の仕込み班と分けておくとスムーズに進むはずだ。  それではここからは、ワンランク上の大人のバーベキューを楽しむ方法を提案していきたい。 【レベル1】 安い肉を大量に用意するよりも、高くてイイ肉をちょっとずつ用意
松阪牛

最近ではネットで銘柄牛を手ごろな価格で購入することもできる。ちなみに写真は松阪牛。死ぬほど美味かったッス!

 バーベキューのイメージは、肉をたくさん焼いて……と考える人が多いはずだ。だが、よ〜く考えてほしい。あなたはバーベキューで腹一杯肉を食べたことがありますか?と。  大半の人は、ある程度お酒を飲んで、肉をちょいちょいつまんでお腹いっぱいとなるだろう。さらに言えば、バーベキューでものすごく美味い肉を食った経験がある人も意外と少ない。そして終わった後に、無残に残った肉をなんとなく心を痛めながら棄ててしまった経験がある人も多いはずだ。  こうしたことから「バーベキュー=たくさん肉を食べる」という図式は、実はあまり当てはまらないことがわかるはずだ。ならばこそ重要になるのは、量ではなく、質なのである。経験上、美味くてイイ肉は味わって食べるから、実はそんなに量がなくても満足感が満腹感に勝るのである。  子供がたくさんいるバーベキューだと話は変わるが、いい年こいた大人がやるバーベキューならそれなりに良質な肉を用意してみることをオススメする。 【レベル2】 野菜に気を遣えば、女子からの支持率が上がる!  バーベキューにおける野菜の位置づけの低さと言ったら、映画で言うところの脇役以下。丸焦げになって網の端に置かれた無惨なタマネギやニンジンを見ていると、なんとも胸が痛む。バーベキューにおける女子からの不満の一つに「肉ばっか」という声がある(注:筆者調べ)。にもかかわらず、いざ野菜を焼いたらこのザマである。  こうした悲惨な出来事はなぜ起きてしまうのか? それは、人はバーベキューで燃える炭火を前にすると、焼かなければならないという強迫観念にも似た心境に陥ってしまうからだ。野菜は焼かなくてもいいのである。  では、野菜はどうすればいいのか? 生で食べればいいのである。焼き肉屋で焼き野菜を注文する人よりも、サンチュやサニーレタス、サラダを注文する人の方が絶対的に多いことを思い出してほしい。肉を食べる時に、人は生野菜を欲するのである。
おしんこ

箸休めにつまめば、かなりホッとするのがおしんこなどの野菜。ナムルやオイキムチなんかも用意しておけば高評価に……

 筆者のオススメは、まず大きめのバケツを用意して、水と氷をブチ込んでおく。その中にキュウリやトマト、4等分に切ったキャベツを突っ込んでおく。これであとは各自が食べたいものを手にとって食べればいい。つけダレはマヨネーズとゴマ塩油が抜群。ゴマ塩油は器に塩を盛り、そこにゴマ油とゴマをぶっかけたモノ。これがまたさっぱりしていて脂っこいモノを食べた後には最適なのである。  夏場のバーベキューで味わう冷えたキュウリやトマトはなんとも格別。漬け物もジップロックに入れて冷やしておけば、これまた胃が落ち着く一品になる。野菜好きな女子からも高評価が得られるはずだ。ちなみに筆者は焼き物の野菜は基本的にナシ。どうしても焼く場合はオリーブオイルを塗ってから焼けば、焦げ付きもパサつきも少ないし、なおかつ美味! <文/テポドン> ⇒レベル3、4に続く https://nikkan-spa.jp/201217 【大人のバーベキュー】肉を焼くという常識を棄てろ ― ワンランク上の大人のバーベキューを楽しむ方法【1】 ―
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