【大人のバーベキュー】肉を焼くという常識を棄てろ
5月の連休にバーベキューを考えている方も多いと思う。だが、バーベキューに対して「頭を使わずにただただ肉を焼けばいい」と思っているようではまだまだ。肉を焼いただけで、ぐったりと疲れだけが残る一日になってしまうのは想像に難くない。そこで今回は、一工夫でバーベキューを飛躍的にレベルアップする方法を紹介したい。筆者の経験上、バーベキューを仕切れる男はその場で株価急上昇。ぜひともワンランク上、大人のバーベキューで男を上げてほしい。
⇒【大人のバーベキュー】レベル1、2はコチラ
https://nikkan-spa.jp/201035
【レベル3】
マイ・グラスを持参すれば、ビールの美味さが倍増する!
バーベキューならずとも、昼間から青空の下で飲むビールほど美味いものはない。だが、そのビールをさらに美味くする方法がある。それはとても簡単なことで、グラスに注いで飲むだけである。
グラスで飲むとなぜ美味いのか? それは注ぐことで適度に炭酸が抜け、喉ごしが軽くなるからである。適度に炭酸が抜けるおかげで胃に溜まるガスも減り、食べ物も美味しくたくさん食べることができるのである。おまけに雰囲気である。思い思いのグラスで味わうビールや酒は、なんとも風流。一段と美味しく感じられるはずである。
また、マイ・グラスで飲むから誰の酒かわからなくなることもないし、コップ片手に注ぎ合えば交流も深まるというもの。バーベキュー合コンでは、もってこいのやり方である。
ちなみに筆者のバーベキューは、マイ・グラスとマイ・皿は持参を呼びかけている。これによりゴミも減って一石二鳥なのである。
【レベル4】
焼き物の品数を増やして、バリエーションを豊かに
バーベキューはどうしてもイメージが先行しがちである。過去に参加したバーベキューを思い返してほしい。網の上には牛肉、ソーセージ、豚肉、たまに鶏肉と焦げた野菜というのがバーベキューの定番イメージである。これがバーベキューの食後感を悪くする原因となっていることを、我々は理解する必要がある。そこで提案したいのが、食材や料理のバリエーションを増やすということだ。
バーベキューは肉を焼かなければならない、という考えをまずは棄ててみることから始めてほしい。バーベキューは炭火で焼いて、食材を美味しく食べる行為なのである。そのため、美味くなるのは肉だけではない。特に美味くなるのは魚。それも干物の美味さはかなり“ヤバイ”ものがある。近所のスーパーで買った、たいして美味そうにもない輸入物のアジの干物が、関アジにも勝らんとする美味に……と言うと言い過ぎだが、ビックリするくらい美味くなるのである。
では、ここでは筆者オススメの食材や料理を紹介しよう。
●魚の干物……紹介したアジだけでなく、サバなど脂の乗った魚が特に美味い。干物ではないが、塩サケもかなり美味! マグロのカマは昇天必至の美味さだ。
●ハンバーグ……炭火で焼いたハンバーグの美味さといったら、もう、他ではハンバーグが食べられなくくらい。ポン酢で食べると美味し!
●ナン・食パン……これがまた妙に美味いのである。ガーリックバターなんかがあれば、軽く悶絶できるレベル。カリッと焼いて、焼いた肉の肉汁をしみこませて口に入れたら至福のひとときの到来。
●パイナップル……外の皮を削り取ったら丸ごと串刺しして焼いていく。外側の焼けた部分をナイフで削ぐようにして食べていく。熱々に焼けたパイナップルは、甘さと酸味で口中をサッパリさせてくれるだけでなく、消化酵素を含んでいるので胃もスッキリ!
●ホイル焼き……キノコとベーコン、アスパラとベーコン、タケノコと鶏肉、ニンニクバター、もやしバターなんかがオススメ。 <文/テポドン>
⇒【大人のバーベキュー】レベル5,6に続く https://nikkan-spa.jp/201223
バーベキューはエンターテインメントだ!
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