マキタスポーツ「10年目の結婚式」の謎
お笑い芸人・マキタスポーツ(オフィス北野所属)の「10年目の結婚式」を祝うため、ダンカン、グレート義太夫、水道橋博士などの芸人から、さらには大槻ケンヂ、サンボマスターなどミュージシャンまでが大結集!
去る7月3日、東京・新宿ロフトプラスワンにて「あくまでプライベート」に謎の「結婚式」が行われた。当日の主役の一人である「新郎」は作詞作曲モノマネや、自身のバンド「マキタ学級」など音楽とお笑いを融合した芸風で、その才能を高く評価されているマキタスポーツ。だが、彼はすでに結婚して10年目。なぜ、今、結婚式なのか? そしてなぜ、ロフトプラスワンなのか?
実はロフトプラスワンは、マキタと妻の希さんが「初めて出会った場所」。当時、希さんはロフトプラスワンでバイトをしており、出演者であったマキタスポーツと交際がスタート。だが、すぐに「できちゃった結婚」となったため、結婚式ができなかった。
さらに、結婚直後にマキタの浮気が発覚。希さんが探偵を複数人雇い、マキタに浮気の証拠を突きつけたエピソードは、今も一部で語り草である。
その後、マキタは芸人活動とともにバンド活動にも精を出し、「マキタ学級大文化祭」などの新宿ロフトを拠点にした音楽イベントを何度も開催。バンドシーンにて一定の地位を確立するが、イベントで借金をつくるなど、希さんは「芸人の妻」として2人の娘さんを育てながら苦労を共にしてきた。
そんな希さんの労をねぎらうため、マキタは結婚10年の節目に、二人が初めて出会った場所で「初めての結婚式」を企画したのだ。
マキタスポーツは芸歴13年目。その活動の結果、現在は佐野元春、水道橋博士など数々のビッグネームがマキタの才能を評価するまでになっているだけあり、今回の「10年式」には数多くの芸能関係者が集まった。
だが、さすがは芸人というべきか、祝辞を送るだけのはずが、なぜかネタ見せ大会のようになり、会場は爆笑の連続。15時から22時半まで、都合7時間半という長丁場の結婚式、披露宴、結婚パーティだったが、充実した内容に時間があっという間に過ぎ去っていった。
数々のサプライズや大物ゲストも登場したが、そのいちいちを書き出すと大変な長文になってしまうので、下記にゲストの一覧表を作成した。会場の暖かい雰囲気が少しでも伝われば幸いである。
さて、このようなサプライズを演出された希さん。途中、感涙するシーンも見られたが、一番最後に、「パパの浮気や借金がこれでチャラになったわけではないけれど、これからも頑張ってほしい」と挨拶。
「せっかく才能があるのに、その才能が渋滞している」(水道橋博士)と言われるマキタスポーツだが、今回の結婚式では「売れている曲の構造を徹底的に分析してつくった」という新曲『10年目のプロポーズ』も披露。この結婚式と新曲を機に、さらなるブレイクをするに違いない。
◆マキタスポーツ&ノゾミスポーツ「10年式」 ゲスト一覧
文/織田曜一郎(本誌)
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