「ファミコン曲の演奏は権利関係が難しい」サカモト教授

ニコニコ動画黎明期から、ファミコン曲の演奏動画で人気を得た面々が今、飛躍している。なかにはファミコンやスーファミなどのゲーム機を楽器に改造してしまった人もいるようだ。彼らは一体、何者なんだ?

サカモト教授

サカモト教授

【サカモト教授】

LASTRUM所属。『SKMT』をはじめとしたオリジナルアルバムのほか、ゲームやテレビ番組へ楽曲提供もしている。『サカモト教授完全攻略本』(徳間書店)も好評発売中

◆ニコ動発のファミコン大道芸人

 ニコ動の人気動画投稿主に、頭にファミコンをのせた奇妙な格好で演奏する人がいる。彼の名はサカモト教授。ニコニコ生放送や各地でのライブを経て人気を伸ばし、今や『コネクト』(NHK総合)や、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)などをはじめ、各メディアから引っ張りだこになっている。

「もとはといえば、5年前に知人のバンドの前座として演奏したところ、誰かが知らないうちにその映像をニコ動にアップしていたんですよね。僕自身、毎日ニコ動をチェックしていたのですが、ある日見たことのある姿が1位になってて(笑)。自分のおかしな風貌やファミコン曲の懐かしさがウケたんでしょうか。反響があるならと、自分でもニコ動やニコ生で演奏を配信するようになり、視聴者同士がライブの現場で交流してコミュニティが出来上がっていきました」

サカモト教授

ライブでは、お客さんにファミコンカセットを頭に挿してもらい、その曲を演奏する、というお決まりのパフォーマンスがある

 そして、6月にはスウェーデンのDreamHackで、7月にはフランスのJapanExpoで海外進出も果たした。

「日本のゲーム人気に驚きましたね。FFやマリオ、グラディウスは誰でも知っていて、日本以上に盛り上がっていました。コンテンツに対する愛ありきで、権利うんぬんの前にまずは文化を育成して、その上でビジネスの在り方を考えようという雰囲気でした。僕の演奏の直後にゲームメーカーのプレゼンがあるとか日本では考えられないですね」

 とはいえ、このパフォーマンスをずっと続けられるわけではないと割り切っているとのこと。

「やはり権利問題が難しいですからね。サカモト教授というキャラが注目されている今のうちに土台をしっかり作って、徐々にオリジナル曲を増やして活動していければと考えています」

サカモト教授

各地でのライブやコンサートにほぼ毎週出演している。ファンとの距離の近い交流を重視し、ライブ後はほぼ必ず二次会をする

◆お金と許諾の話

 ゲーム音楽の演奏にあたって難しいのが権利まわり。JASRAC管理の楽曲はJASRACに著作権料を支払えば演奏可能だが、ゲーム音楽の大半はメーカーが権利を管理しており、メーカーごとに許諾を得る必要がある。ただし、メーカーによって基準がまちまちで、任天堂やスクウェア・エニックス、コナミなど大手ほど許諾を得るハードルが高い。サカモト教授のアルバム『SKMT』にもゲーム曲のアレンジが入っているが、こちらも権利元に一枚あたり数パーセントの使用料を支払っているそうだ。

 また、たとえJASRAC登録楽曲であっても、あまりにも元のイメージを損なうカバーなどは、著作者人格権の同一性保持の観点からメーカーがNGを出すこともできるとのこと。

(C)LASTRUM Music Entertainment Inc.

取材・文/朝井麻由美
― 名作[レトロゲーム音楽]の魅力【1】 ―

洋服に年間1000万円使った男が激賞する「ユニクロのTシャツ」とは?

スーピマカットソー
 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第81回目をよろしくお願いします…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(9)
メンズファッションバイヤーMB
洋服に年間1000万円使った男が激賞する「ユニクロのTシャツ」とは?
山田ゴメス
妊婦でAV出演を決めた、貧困シングルマザーの事情
オヤ充のススメ/木村和久
ストーカー対策も万全!? 水商売から学ぶ女性の危機管理術
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ホーガンの“引退ドラマ”にウォリアー出現――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第125回
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「街の匂いもメシの味も何もかも合わない」――46歳のバツイチおじさんはスリランカに来たことを激しく後悔した
原田まりる
ファミレスで隣の席の会話に聞き耳を立てていたら、大喜利を観覧したような気分になった話
18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」/園田好
日本の接客は「世界一」ではない!――
大川弘一の「俺から目線」
万引きでもしたら?――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
マックvsスタバの「チーズケーキ対決」、あなたはどっち派? 世界中の両チェーンに通う男が勝手に判定
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
日本代表とレジェンドが集結してもガラガラ。東京五輪最強の穴場競技はシンクロで決定!?
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「顔じゃなくて知性で女を選ぶ」男の無知性
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した――小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中