音楽CDを「捨てたくない」ワケ。サブスクが便利なのはわかってるけど
―[ロスジェネ解体新書]―
あらゆる年代の人がいる職場はまさに“世代のルツボ”。特に社会に出て間もない人にとって、過重労働が社会問題になっている時代にあって嬉々として“徹夜仕事”をしたり、なんでも電子化、レンタルできる世の中で“モノにこだわる”40代以上の世代は奇異に映るかもしれない。
社会の文脈的に“ロスト”されてきた世代は、日々どんなことを想い、令和を楽しもうとしているのか。貧乏クジ世代と揶揄されつつも、上の世代の生態をつぶさに観察し、折衝を繰り返してきたロスジェネ世代の筆者ふたりが解説していく。
90年代、お小遣いをはたいて買った大量のCD達の行方は?
「子供が一人増えたのをきっかけに、郊外のマンションに引っ越すことに。そのときに問題になったのが集めに集めたCDの数々。置いておける自分の書斎を作れるわけでもなく、妻からは完全に邪魔者扱い…。そろそろ涙を飲んでサヨナラなのかな…」(47歳・家電メーカー)
スマホなどのスマートデバイスの普及とともに、Spotifyなどの音楽サブスクサービスが定着。こうした問題に直面する方は多いのではないでしょうか。特に『モノを愛する』ロスジェネ世代以上の方々にとっては結構大きな課題で、若い頃になけなしのお金で買った愛すべきCD達を思い切って一掃できるような思い切りのある方ばかりではないはずです。20〜30代の方々からすると「なんでそんなに拘るの?」と疑問視されることもあるかもしれません。
CDには思い出のあれこれが詰まってる
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数々の雑誌を渡り歩き、幅広く文筆業に携わるライター・紺谷宏之(discot)と、企業の広告を中心にクリエイティブディレクターとして活動する森川俊(SERIFF)による不惑のライティングユニット。
森川俊
クリエイティブディレクター/プロデューサー、クリエイティブオフィス・SERIFFの共同CEO/ファウンダー。ブランディング、戦略、広告からPRまで、コミュニケーションにまつわるあれこれを生業とする。日々の活動は、seriff.co.jpや、@SERIFF_officialにて。
紺谷宏之
編集者/ライター/多摩ボーイ、クリエイティブファーム・株式会社discot 代表。商業誌を中心に編集・ライターとして活動する傍ら、近年は広告制作にも企画から携わる。今春、&Childrenに特化したクリエイティブラボ・C-labを創設。日々の活動はFacebookにて。
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