“無難な男友達”を強調すれば女の警戒心は解ける
―[30代の浮気[SEXより恋]の謎]―
最近では「SEXなしの恋愛関係」を家の外に求める既婚男性が増えているという。なぜ既婚男性はプラトニックな恋を求めるのか?紆余曲折を経た末に結婚した男が、最後にたどりつくのはやはり純愛なのか。「プラトニックな浮気」を実践している男たちの声から、その答えを探っていきたい。
「プラトニックをあえて装う」不純男の本音
【策士型】
◆“無難な男友達”を強調すれば警戒心を解いて奔放に接してくる
上杉康平さん(仮名・32歳)アパレルメーカー
★結婚歴:4年
★浮気デートの頻度:週1回
「相手には『結婚してる男と付き合っても幸せになれないから、口説くことはありえない。ずっと遊べる友達でいよう』を、事あるごとに力説してます」
そう熱く語る上杉さん。アシンメトリーの髪形に高級時計。遊び人風の見た目から察するに、何やら下心がありそうだが。
「無難な男友達ってことを装えば、相手も警戒心を解くのかスキンシップも旺盛になります。キスだって友達同士のじゃれ合いって錯覚してくれますよ」
友達関係を強調しているのにキス? わかりづらいので、再現してみることに――。
男「あれ? Y子、ちょっと白人の血、入ってるよね? ちょっと瞳が茶っこいよ」(と覗き込むように顔を近づけ、目が潤むのを確認して唇を奪う)
女「ちょっとォ。ダメだよ、奥さんに悪いって。友達同士はこんなことしないでしょ」
男「(わざとらしいオカマ口調で)なんでよぉ。男友達とだってキスするでしょ、フツー」
女「アッハハ、オカマの人だ。でもおかしいでしょ。ウチらは男と女なんだから、そーゆーのは男同士でやって!」
男「男同士のキスと男女のキスはやり方が違うんだよ」
女「えっそうなの?」
男「そっ、こう違う」(と言って再び唇を奪う)
「酔ったうえでの笑い話」感を強調しつつ行為に及ぶのが効果的だという(んなアホな!)。
「ヤリコンよりも、ちょっとエロい合コンくらいのほうが楽しいじゃないですか。一緒に遊ぶときはいつもこのノリ。単純にSEXするよりも盛り上がるし、関係も持続できるんです」
「最後の一線は越えてないから、お互い浮気の感覚はない」としたり顔の上杉さん。確かに、いつもバカ騒ぎしてちょいエロの男女関係。正直、うらやましい。
― 30代の浮気[SEXより恋]の謎【7】 ―
『プラトニック・セックス <映画版>』 生きることの絶望と希望 |
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