FX以上に旨みあり!? スペイン・イタリア国債で荒稼ぎする方法

7月以降、スペイン国債の利回りは一気に7%を突破し、イタリア国債も6.5%という危険水域に……。欧州債務危機はもうひと波乱起きそうな気配だ。が、気になるのは国債の利回りの高さ。買ったら一儲けできそう! ということで、危ない国債で稼ぐ方法を徹底調査した。 ◆1億円分のイタリア国債が売り出し直後に完売!? ⇒【前編】ECB次第でスペイン国債は5%以下まで下げる可能性も https://nikkan-spa.jp/285838  こんな話を聞かされたら、欲を出さない投資家はいまい。なんたってリターンがデカイ! 某金融ジャーナリストが話す。 「債券価格は利回りと償還までの残存期間で決まります。6%も利回りがある債券で償還まで10年残っていたら、おおざっぱに言うと1%利回りが変動したら債券価格は10%変動する。30年国債など長期の債券はさらに変動率が大きい。おまけにユーロ建てだったりしたら、為替差益が発生する。短期で売り抜けられたらFX以上にうまみはあるかも(笑)」
スペイン

スペインの10年債利回りは、スペイン政府が財政支援を求める可能性が高まったことを受けて7月24日に7.7%まで急騰。その後、ECBによる国債買い入れ期待で値を下げた

 実はすでに動いている個人投資家もいるという。スペインとイタリア国債を8月から販売しているHS証券の担当者が話す。 「金利分を差し引いた割引価格で購入できるゼロ・クーポン債を扱っているのですが、1億円分用意したユーロ建てイタリア国債(39年償還)は売り出してすぐ完売になりました。5%以上という利回りが、やはり魅力的なのだと思います。6%を超えているスペイン国債のほうも、完売まではいかずとも、50人ほどの個人投資家さんが購入されています」
イタリア

スペインとイタリアは7月23日に株の空売り禁止を発表。これが、「欧州債務危機の収束は遠い」という思惑を呼んで、イタリア10年債の利回りも過去最高の6.6%にまで到達した

 このほかにも、かざか証券が同様のゼロ・クーポン債を販売。大手N証券やコアな金融商品を扱うことで知られているK証券などが、米ドル建て国債を扱っているという話も。荒稼ぎするチャンスは意外にありそう! ただし、こういった現物国債は最低購入価額が200万円以上にもなることもしばしば。もっと気軽に取引したいという人にはCFDがお勧めか。 「IGマーケッツ証券なら、イタリアの10年債先物価格に連動したCFDの売買が可能。50倍のレバがかけられるので、数十万円から始められる」(金融ジャーナリスト)  とはいえもちろん注意しなければいけない点もある。 (つづきはコチラ)⇒ https://nikkan-spa.jp/285840 ― 利回り6%超!スペイン・イタリア国債で荒稼ぎする方法【2】 ―
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