弁護士兼プロレスラーが語る「法廷と試合の共通点」
7/16発売の週刊SPA!特集『[スーパー二刀流](驚)列伝』では、このほかにも「銀行員とプロボクサー」、「看護師とロリータモデル」など、日ハム・大谷もびっくりの“二刀流のすごい人”を紹介している。彼らの”両立の極意”とは? <取材・文/SPA!編集部>
「中学3年生のときの社会科見学で裁判を傍聴し、弁護士ってカッコいいなと。大学受験のときには弁護士になるために法学部を受けると決めてました」という川邊賢一郎さん。志望どおり東大法学部ほ卒業、法科大学院を経て29歳で司法試験に合格し、現在は横浜の弁護士事務所に勤めている。
そんな彼には、もうひとつの顔があるという。なんと、プロレスラーとして活躍しているというのだ。往年のプロレスラー・剛竜馬に顔が似ているということで、「竜剛馬」というリングネームを名乗り、月イチペースで「ユニオンプロレス」という団体のリングに上がっているのだ。
「もともとプロレス好きではあったんですが、自分でやるようになったのは学生時代。一橋大学のプロレスサークルの人たちが勧誘に来て、ちょうどその頃、落語研究会に入っていて、人前で何かをやることの楽しさを覚え始めたところで、じゃあやってみようかと」
卒業後、司法浪人中に学生プロレスの先輩に誘われ、ユニオンプロレスでプロデビュー。親御さんとか、反対しなかった?
「親には黙ってました。練習や試合もスポーツジムに行くフリをして、(リング用の)パンツもこっそり洗っていましたね(笑)」
そんなことをしながら司法試験に合格したのはすごいけど、なぜそうまでしてプロレスを?
「うーん、はっきりした理由はなくて、もうホントに好きで、やりたいからやってるとしか。理屈っぽくなりがちな弁護士の世界に対して、プロレスのむちゃくちゃなところは刺激になりますし(笑)。あと、どちらもお客さんのために戦うという点が似ている。法廷でもリングでも自分の勝ち負けだけで考えるんじゃなくて、お客さんの満足が得られるかどうかが大事なので、そこは共通していますね」
そんな川邊さんにとって、最大の難関は「奥さんの説得」だ。
「『まだやんの?』って言われます。だから、試合が決まると外食誘ったりして、なるべく機嫌のいいときを見計らって言う。あとはひたすら頭下げるしかないですね」
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