「上から目線野郎」をやりすごす方法
「上から目線」の構造』が話題の心理学博士・榎本博明氏は上から目線人間の増加についてこう分析する。
「ここ10年くらいで、日本の教育がサービス産業化しているんです。厳しくすると鬱になるからと、生徒はお客様扱い、すべておぜん立てしてあげる、厳しく叱らない。そのまま社会に出るので、いつまでたってもお客様気分が抜けない。叱られ慣れていないので、会社で少しでも注意されると、『見下された、否定された』と落ち込んだり、逆ギレしたりするのです」
なんとも面倒な人種だ。しかし、彼らに共通するのは、「自信のなさの裏返し」なのだという。
「最初から実力や経験に見合わない高レベルな仕事がしたい部下や、理不尽に押さえつけてくる上司はどちらも自分に自信がないことが多いのです。部下の場合、自分の未熟さを自覚していれば、注意されても糧になると喜べるはずです。自信がないのにそれを認めたくないから、つい尊大な態度になってしまう。逆に上司の場合も、自分が上の立場にいるけど、自分の能力に自信がないから虚勢をはって上から目線になるわけです」
「上から目線野郎」は常に「自信がない」のだ。つまり、広~いココロで温かく見守ってあげれば、解決できる。いやいや、そんな達観はできないというアナタ。週刊SPA!11月29日発売号では『[上から目線野郎]を撃退する処方箋』を公開している。ぜひ、参考にしてもらいたい。
文/犬飼孝司(本誌) イラスト/市橋俊介
なぜ人は「上から目線」をしたがるのか? 『
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