給料が少なすぎて辞めていくアパレル販売員たち。手取り10万円以下の月も…
「華やかなイメージに憧れて毎年人は入ってきますが、薄給に耐えかねて辞めていく新人も多い。同業他社の人の話を聞いていると、販売社員に比べたら格段に条件がいい総合職で採用された大卒社員も、他業種に勤める同級生との給与格差に絶望して、本社勤務になる前に辞めていくパターンも多いそうです。離職率が高いから、新人に教える→即退社の繰り返しの日々ですね」
最近では、年齢的に自社製品が似合わなくなってきたこともつらいという。
「まあ、似合うブランドに転職しても、結局この業界は薄給なんですよね……」
身も心も懐も寒い彼女だが、カードローンを組まないと次のシーズンのコートも買えない有様だ。
【薄給データ】
●40歳時業界平均年収
521万円
●30代前半女性平均年収
301万1000円
●松坂さんの年収
280万円
5/24発売の週刊SPA!では「薄給な会社グランプリ」という特集を組み、過当競争、薄利多売、やりがい搾取など構造上どうしても給料があがりにくい業種の実態に迫っている。あなたの業界は大丈夫だろうか? <取材・文/週刊SPA!取材班 イラスト/サダ>
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