一方、デートに使われそうなオシャレ系カフェバー。カップルで座れるレザーソファが並ぶなか、チーズ盛り合わせと赤ワインをオーダーした。 　店内にはストリートスナップで撮影されてそうなモデル風カップルに、フードメニューをインスタにアップしてそうな女子2人組ばかり。オッサンの単独客など記者以外いない。 　運ばれてきたブルーチーズは発酵が進み、芳醇で濃厚な味わいであると同時に、圧倒的に口がクサくなりそうな臭い。 　食後、即座に口臭を測ってみたところ、「202」。なかなかの高数値だ。30分後は「170」、60分後は「90」、90分後は「54」と、ラーメン二郎よりはなだらかな下降ぶりを見せた。 　いずれにしろ、判定結果からは臭いの強いものを食べた後の口臭強度は、いくら気取っていようが便所以上であることが判明した。 【松林宏治氏】 臭気判定士。大手デベロッパー、設計会社、病院、一般家庭などの悪臭対策を請け負う、（株）共生エアテクノ代表。http://www.201110.gr.jp/ ― 真夏の［悪臭地帯］対決 ―