「女性にはご褒美が必要なんです」ケチな夫へのストレスで、散財しまくる主婦の言い分
特に贅沢をしていないのに貯蓄ができていなかったり、財布の中がいつの間にか空になっているなど、昨今「隠れ貧困」と呼ばれる人々が増えているという。一見裕福そうにみえる家庭なのに、なぜ貧困に陥るのか? 急増中の「隠れ貧困」の確信に迫った。
~世帯年収830万/月々の貯蓄額1.5万円/既婚・子供2人~
「ケチな夫を持つと、こっちが苦労するんですよ」と愚痴を言うのは、東京の下町に買った一戸建て(物件価格5500万円)に住む藤田千佳さん(仮名・40歳)。公務員の夫は手取り月収40万円、藤田さんもパートで月7万円を稼ぐ高収入世帯だ。にもかかわらず毎月の収支はわずかな黒字に留まるのは、食費と雑費が原因だ。
「堅実派な夫はまったく贅沢を好まない人で、家族で外食に行くのも、ガストやサイゼリヤなどの激安ファミレスばかり。とてもじゃないけど、満足なんてできないですよね。月に一度でもいいから高級レストランに連れていってほしいし、たまには贅沢したい。外食で贅沢させてくれないなら、自宅でおいしいものを食べたいと考えるのは普通ですよね。女性にはサプライズじゃないけど、ご褒美が必要なんですよ。月1回の楽しみがあれば我慢できるのに、それをしてくれないから、食費が多くかかるんですよ」
そう話す藤田さんの自宅には、大量買いした長崎ちゃんぽんの段ボール箱が。しかも、12本入りのスープの素……。
「全部で1970円だったから安くて買ったんだけど、全然おいしくなくて1本も使い切らないで賞味期限が切れちゃいました(笑)。ほかにも、仕事と家庭のストレスでフランス産ソルトとかオーガニックガーリックパウダーとか、おいしそうな輸入品を見つけたら通販で買ってしまった。自分にご褒美をあげているうちにこうなってしまったんですよ」
ご褒美がないストレスからネット通販にハマる日々
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