見られたくないものは、“ケータイ”するべからず!?
見られたくないものは、“ケータイ”するべからず!?
誰もが何かしら、見られたくはない情報を携帯に秘めているわけだが……。うっかり携帯を落として、見知らぬ誰かに見られたり、誰かに意図的にこっそり覗かれたりすることもある。
アンケートでは、「人の携帯を見たことがある」と答えた人は約25%と少数派だったが、「別に見てもいいものでしょ」(22歳・女・フリーター)、「彼氏には『携帯チェックの時間で~す』と言って確認する」(28歳・女・百貨店)なんて人も少なくない。しかし、「人の携帯を見ても、いいことは何ひとつない」(32歳・女・流通)というのは紛れもない真実。
「電話帳登録が少ししかなかったので、『友達いないの?』と言われた」(30歳・団体職員)彼が受けたショックは若干、種類が違うが、「携帯を会社に忘れて、待ち受け画面を同じ会社の彼氏の写真にしていたので、内緒にしていた社内恋愛がバレた」(31歳・女・広告)、「自分撮りコレクションを、反抗期に入った娘に見られ、完全にバカにされた」(39歳・女・公務員)、「電話帳の名前の後ろには、その人のイメージの絵文字を加えて登録していて、ある日、苦手な子にそれを見られて、その子の名前の後ろには↓とかが入っていたので、問い詰められて困った」(20歳・女・大学生)など、これまでの人間関係を脅かしかねない。
「弟の携帯を興味本位で見てみたら、彼女とのエロ写真が出てきてドン引き」(20歳・大学生)したこの男性は、もはや弟カップルを正視することはできないだろうし、「同居中の姑の携帯メールを見てしまったんです。そこには、『また子供を私に押しつけて遊びに行った』とか、『料理ベタでバカ舌なの、うちの嫁』とか。私の悪口ばかり。品のいいお義母さんで、うまくやっていると信じていたのに」(35歳)とうなだれる主婦の同居生活は針のむしろだ。
結局のところ、人の携帯は見ない。そして、防衛策としてヤバいものは“ケータイ”しない、即削除が鉄則となるのだろうが……。
「マズい通話記録やメールは、どうせ消しているだろうから、彼氏の携帯でチェックするのは、携帯の着信履歴の数。もしも20件表示できる携帯電話で18件とか中途半端な数字だったら、何か履歴を削除しているということ。その場合、浮気をしている可能性大」(22歳・女・学生)と、削除したらしたで落とし穴がある。
「携帯の待ち受けはアニメ系で、着信音もアニメのキャラの『電話だよ♪』という声。オタクであることは職場の人には隠しているので、携帯は人見られないよう肌身離さず持つようになるし、外出時は必ずマナーモードにしようと心掛ける。携帯に秘密があって、それを見られたくない気持ちがセキュリティになるんです」(28歳・男・漫画家アシスタント)なんて言う人もいて。なんだか本末転倒な気もするが……携帯はその意味でも、手放せないモノになっているのかも。
■人の携帯電話のデータを見たことがある?
― あなたの[携帯の中身]見せてください!【9】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ