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WBC直前の「侍ジャパン強化試合」が空席だらけの理由――チケット料金が高すぎ!?

 野球日本代表「侍ジャパン」が、11月10日~13日の4日間、 東京ドームにメキシコ代表とオランダ代表を迎えて強化試合を実施している。初戦のスタメンには球界を代表する選手の名前が並んだが、なぜドーム内は空席だらけなのだろうか? 侍ジャパン強化試合 初日のスタンドには、シーズン中に目にしない寂しい光景が広がっていた。ライト側の外野指定席こそ完売して座席は埋まっていたものの、メキシコ代表のレフト側はガラガラの状態に。メキシコ代表の攻撃の回には場内は静まりかえっており、この雰囲気では侍ジャパンの士気もどうにも上がらないだろう。  決してNPB、ひいては侍ジャパンの人気が低迷しているわけではない。最近は地上波での生中継こそ減ったものの、日本プロ野球は現在、世界で2番目に年間観客数の多いプロスポーツリーグとされている。イタリアの『カルチョ・エ・フィナンツァ』によると、世界で最も観客数が多いプロスポーツリーグはメジャーリーグベースボール(MLB)で7,370万人の総観客数を誇り、次いで2位はNPBの総観客数2,498万人、1試合平均観客数は2万9116人という人気を誇っている。  プロ野球セ・パ公式戦の入場者数だけを見ても、2015年には全球団で入場者数が前年よりも増加、2016年にも福岡ソフトバンク以外の11球団は入場者数が増加しており、プロ野球人気の低迷とはほど遠い活況ぶりだ。まして、東京ドームを本拠地とする読売ジャイアンツが入場者数300万4,108人で12球団のうち最多となっている。人気球団、そして東京という地の利が入場者300万人の要因だろう。  それでもなぜ、「侍ジャパン強化試合」は空席だらけなのだろうか?
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