終わりの時間を決めず、際限なく仕事をしてしまうという人も改めたほうがいい。とはいえ、人は集中するまでに時間を要するのもまた事実。 「多くの人は作業時間の見積もりを誤る。それが疲労の原因です。例えば、1時間集中するとしたら、休息時間も含めて2時間は必要だと思ったほうがいい。人間の脳は思っているほど優秀じゃないので。非現実な時間管理はさらなるストレスを生みます」 　さらに、脳は誘惑にも弱いという特徴があることはご存じだろうか。それがSNSの存在だ。 「SNSをこまめにチェックしてしまう行為は、本人にとっては休息のつもりですが、見る行為は何度も脳で『意思決定』をしているため、こちらも余計な疲労。もはや中毒のようなものなので、『SNSを仕事中に見て得したことあるのか』と己に問いかけてみましょう。作業をやめて、ついメールに即返信してしまうのも同様ですね」