「おっぱいの展覧会やってます」新橋で聞いた違法キャッチの呼び込みワード10選
6.『パンティの滑走路!』
ボーディングブリッジから離れたパンティがゆっくりと滑走路へ進入し、轟音を響かせ大空にテイクオフ! パンティに覆い隠され見えなかった秘密の茂みが露わに! ……などというくだらない発想だが、お姉ちゃんやおっぱいといったソフト路線ではない、露骨さを抑えつつシモを想起させるキーワードを活用した点に注目だ。
7.『おっぱい解散総選挙が可決されました!』
こちらも、時期折々のネタを取り入れた例だが、おっぱいが“解散”とは、おっぱいの間が妙に離れた女性のことなのか意味不明。しかし、固い政治キーワードと“おっぱい”の相性は意外と良く、他に「おっぱい首脳会談」や「おっぱい総辞職」といったキャッチワードも存在し、エリートサラリーマンたちの興味を大いに集めていた。
8.『月曜は“揉んデー”、火曜は“チューするデー”』
取材したのは月曜夜の終電間際。「月曜は“揉んデー”、日が変われば火曜でチューするデー」と声をかけてきたのは若いキャッチ。なるほど、深夜0時まではおっぱいを楽しみ、日付が変わればキスも可能ということらしい。んじゃ水曜は? 木曜は? という問いには閉口してしまうあたりに、まだまだ“青さ”が垣間見られる。だが、確かに男心を鷲掴みにするキラーワードであることは間違いない。
9.『おっぱいオークション、終了10分前です!』
安く手軽にレア物をゲットできるネットオークションは、ITに強いエリートサラリーマンのライフツール! 一方で、おっぱいに“入札”するなんて、一歩間違えば人身売買を思わせるキケン極まりないキーワード。日本企業の“入札”前の談合……などとグレーな妄想をしてしまう。
10.『乳首の展覧会やってます!』
日常的に芸術に触れ、感性を高めるエリートサラリーマンたち。おっぱいを揉んだり舐めたりするもの! なんてゲスな考え方をするのは、底辺社畜リーマンだけ! 芸術品として“比較”し“鑑賞”することで、日々の激務を耐え抜く胆力や素養の強化を図る……らしい。
◆「新橋の人はおっぱいが大好きなんです」(20代・キャッチの男性)
やたら「おっぱい」が多用されるキャッチワードだが、キャッチ本人曰く「新橋の人はおっぱいが大好きなんです!」という単純な理由が背景にあるようだ。また、先述したようにキャッチは違法行為だが、キャッチ側にも言い分はある。
「新橋は人も店も多すぎて、風俗店やキャバクラなど目立たない店にはキャッチでないと客を呼び込めないんです。違法っちゃ、違法かもしれませんがね……」
客を呼び込むための話術を日々磨き、新橋サラリーマンを取り込もうとする違法キャッチたち。彼らに付いていくのは絶対にオススメできないが、そのユニークなキャッチワードが疲れた心を癒してくれる……かも?
<取材・文/森原ドンタコス>1
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