雑学

文学・偉人の名セリフいったいいくつ言える!?

文学・偉人部門

Q20:生まれて、すみません


 ギャルの回答で多かったのは「ダンディ坂野」。「だってあの人、生まれてきちゃダメでしょ」(18歳)、「あの顔で生まれたら、つい謝ってしまう」(18歳)と、情け容赦なし。「つよぽん(草ナギ(弓ヘンに剪)剛)。“表面上は一応謝っとくかぁ”みたいなノリで」(17歳)ってのも、ずいぶんうがった見方ですな。

 お年寄りなら詳しいかと思いきや、「作家でしょ。知ってる知ってる。川端康成」(70歳・男)って、自殺した点は共通してるけどハズレ。「オレも思うことあるけど、こういうのを名セリフって言っちゃイカンよ。自殺者がまた増えるだろ」と憂えるのは67歳の男性。で、誰のセリフ? 「まあ、ダメな奴だよね。何か犯罪とかやっちゃったヤツでしょ」って漠然としすぎ!

 その点、SPA!世代は「太宰治の口癖」(34歳・男)、「太宰治の遺書の言葉」(33歳・男)、「太宰の『人間失格』の一節」(37歳・男)と、8割以上が太宰の名を挙げた。一応正解だが、実はコレ、有名な『人間失格』のセリフではなく、『二十世紀旗手』という小説の副題(原文の表記は「生れて」)。そこまで答えられた人はゼロでした。

Q21:おい、地獄さ行(え)ぐんだで!

 訛りのある言葉から、ギャルたちが挙げたのは「吉幾三」「田中義剛」といった青森系タレントの名。また「地獄」に反応して「閻魔大王」「怪物くん」「(地獄先生)ぬ~べ~」などの回答も。そんななか「釈由美子」と答えた20歳のフリーターは一体何を考えてるのかと思ったら、どうやらドラマ『スカイハイ』での釈の決めゼリフ「お逝きなさい」と勘違いした模様。

 お年寄りも似たようなもので、「地方の人よね、訛りがあるから。田中角栄?」(68歳・女)、「閻魔様」(70歳・男)、「三途の川にいる人」(69歳・女)なんて答えが続出。「これは貧困を指す地獄だね」(77歳・男)と言うから、これは正解出るか?と思ったら、「いや、何のセリフとかじゃなくて、地獄があることが問題でしょう」って、それを今言われても……。

 正解は、小林多喜二『蟹工船』の書き出しの一文。「最近、流行りましたよね。読んだばかりだから、わかります」という25歳・男性が唯一の正解者でありました。

Q22:天才とは1%のひらめきと99%の汗である

 全世代を通じて人気だったのが「アインシュタイン」。確かに天才のイメージは強いもんね。ギャルでは、天才ってことで「イチロー」と答えたコも。が、いくら何でも「内山君。汗っかきだから」(17歳)ってのはないだろ。

 お年寄りからは「キュリー夫人」「聖徳太子」「ヘレン・ケラー」などの名が。「湯川秀樹? ま、オレでないことは確か(笑)」(73歳・男)なんてお茶目な人もいたが、「これは政治家には言えないね、汗を流してないから。ただ、天才とは何を指すか(以下略)」(77歳・男)と理屈をこねたあげく、答えは「ある職人」って、なんじゃそりゃ!

 正解は、発明家トーマス・エジソン。「英語の教科書で出てきた記憶が。間違えようがないかと」(33歳・男)って、SPA!世代でも25%の人は間違えたけどね。

Q23:地球は青かった

「宇宙に行った人」というのはわかっても、「ガ……ガ、何だっけ? ガなんとか」(25歳・男)と、名前が出てこない健忘症多発。ギャルはギャルで「ガリレオさん」「ガーリン」「ガガーリ」と、ビミョーな間違い方をしてる。極めつきは「外人」と答えた18歳の専門学校生。まあ、広い意味では正解か。

 若者がコレだから、お年寄りになるともっと大変。「アメリカの宇宙飛行士でしょ。でも、名前はわかんないわ。外人さんの名前って難しいから。山田とか佐藤みたいに単純じゃないのよ」(65歳・女)、「知ってるんだけど、名前がねぇ。フィリップ……でしょ? フィリップ……うわぁダメだ、名字が出てこない」(70歳・男)と、もうツッコむのすら申し訳ない感じに。正解は、’61年に人類初の宇宙飛行に成功したロシアのユーリイ・ガガーリン。フィリップのカケラもありませんけど……。

取材・文/石島律子 漆原直行 昌谷大介

― 知らなきゃ恥かく[名セリフ]検定【6】 ―




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