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「間違えていても頑張るだけマシ」 無駄な努力も意味があることが判明

サイボーグ003人材派遣業・スタッフサービスが10日に公開した動画「がんばり方、間違えてない?」がネットで話題となっている。これは『攻殻機動隊』で知られる神山健治監督が手がけた動画で、サイボーグ003がOLになる設定。サイボーグ003が自らのすぐれた聴覚を生かして、電話をとる前に内容を察知し、「それクレームです」「部長! 奥様から。アケミちゃんの件、バレました」などと職場に響き渡る声で知らせるなど一生懸命頑張るが、サイボーグ003が良かれと思ってやったことが周囲にとってはアダになっている…というオチがついたものだ。

16日にはYahoo!映像トピックスで1位になるほどの人気で、18日11時現在、動画のツイート数は8700件を超えている。
ネット上のコメントでは「スタッフサービスのCMが笑えたwww」「ちょwwwスタッフサービスの新CMあたらしいwww」と好評価の声もある一方で、クオリティが高い点について「力を入れるところを完全に間違えてると思う スタッフサービスのサイト 本物の製作陣が作ってるからクォリティが高すぎ」と、“スタッフサービス自身が間違ってる!”という突っ込みもされている。

「間違えたがんばり方」をCM出演者と作り手の両方がやらかしてしまったというわけだが、「間違えたがんばりは、あまりしない方がいいのは当然ですが…」と前置きしたうえで、「間違えたがんばり方」にも良い点があるというのは、人材コンサルタントの常見陽平氏だ。

「間違えたがんばり方をしてみるから、逆に仕事のツボってのが分かることがあるんですよ。たとえば、『一通り勝間本を読んで最短距離で成功するゾ!』と勝間和代さんの書籍を読んで最短距離で楽に成功しようと思っても、なかなか全部そのとおりにできるわけがない。最短距離で成功することよりも、無駄な努力をすることにも意味があるのではないでしょうか。

少なくとも、無駄な努力でも経験値やスキルは貯まるわけですよ。さらに、それら経験値により、気合と根性が身に付くこともありますね。あと、仕事で重要なことは、一旦『無駄』が一体何か? を理解することです。それが分かったら『次からはこうやってやるんだ』が分かるようになるわけです」

つまり、サイボーグ003は部長のプライベートな問題を皆にバラすという「間違えたがんばり方」をしてしまったワケだが、それにより「同僚のプライバシーはビジネスの場ではタブー」という“学び”をしたということだ。

また、常見氏は「努力しているだけマシってのも最近はあるんですよね…。頑張らない人、多いんですよ…。少なくともがんばっている人はみんなが応援したくなり、周囲のサポートもあって仕事がうまくいくこともあるんです」とも語る。

間違えたがんばりも一方的に糾弾されるべきではない、ということか。




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