「ミス日本グランプリ決定コンテスト」の長い一日【フォトレポート】
―[ミス日本2012]―
今年で、第44回目を迎えた「ミス日本グランプリ決定コンテスト」。今年は「積極的に行動するこころ美人」のコンセプトに3028名の応募が集まり、全国7地区の厳しい予選を通過したファイナリスト13名が本選に進んだ。そして、44代ミス日本グランプリに輝いたのは大学生・新井貴子さん(21歳)。姉の寿枝さんは昨年度のミス着物を受賞しており、姉妹による2年連続受賞は大会初の快挙。そこで、本記事では長きに渡った授賞式の1日の模様をお送りしていく。
⇒ グランプリ受賞者・新井貴子さんの画像とコメントはこちら
https://nikkan-spa.jp/137082
朝10時、開演前にも関わらず30社以上の報道陣が集まり注目度の高さを感じさせる。開会宣言に続き、流れてきたBGMはドラクエのオープニング曲!? これは長いダンジョンを戦ってきた勇者たちが、グランプリという最後の宝を目指す最終章の幕開け……という意味なのだろうか。
◆着物審査
四季を思わせる着物で登場。緊張から声が震えてしまう者も。
それぞれの候補者が、色鮮やかな着物に身を包み壇上に現れると会場からは歓声があがった。大会前に行われたブログ人気投票で1位に輝き、「スポニチ特別賞」を受賞した海老澤佳奈さんは、自身の赤い着物を「私の白い肌に映える」と自信の一言。ゲスト審査員を務めた千葉県知事の森田健作氏は、「ミス日本コンテストは毎年楽しみ。特に着物の女性は、海外のパーティでもモテるんです」と今年の候補者たちに期待を寄せた。
ちなみに、ミス日本の選考基準は容姿だけではない。衣裳の着こなしや所作など内面が特に重要視されるのだ。
◆水着審査
8つのお題からランダムで即興スピーチを披露。自己PRでは意外な過去が。
緊張が少しほぐれたのか、青い水着で思い思いのポージングで登場した候補者たち。ここでは、1分間の自己PRが行われ「今まで周りに合わせていた自分を変えたかった」と片山萌美さんは応募の意外なきっかけを話した。さらに、候補者は用意された8つの質問からランダムに選んだ1つに対して、即興スピーチを披露。震災に対して「いま街中では義援金の募金箱が減りつつあると思います。震災のことを絶対に忘れてはいけない」(酒井美帆さん)や、尊敬する歴史上の偉人を問われ「大久保利通」を挙げた安藤麻実さんは「大義名分のため、まっすぐ邁進していった姿に子供ながら感動したので、見習いたい」など堂々とした口調で語っていた。
◆ドレス審査
緊張の最終審査。結果は…
審査員からの「今まで嫉妬の経験は?」という質問に、ほとんどが嫉妬の経験アリと意外な回答。ゲスト審査員から「今の日本で希望を感じる瞬間は?」という厳しい質問に対しては、将来の夢が教師という増田麻美さんが「教育実習を通して、これからの時代を担う子供たちが真剣に学ぶ姿を見て希望を感じます」とまっすぐ前を向いて答えていたのが印象的だった。
こうして全ての審査が終了。会場内の緊張が高まるなか、見事グランプリの頂点に輝いたのは、大阪府出身の大学生・新井貴子さん(21歳)。また副賞として賞金100万円、海外旅行、エステや歯のケアの年間パスポートなどが贈られた。また準ミスグランプリには安藤麻実さん(24歳)、ミス着物はスポニチ特別賞とのダブル受賞となった海老澤佳奈さん(20歳)。ミス海の日は増田麻美さん(22歳)、ミスネイチャーには片山萌美さん(21歳)。また、今年から「生命に不可欠な水を支えるため進化する日本の技術と取り組みを世界に発信する役割」で新設されたミス水の天使には酒井美帆さん(20歳)が、それぞれ受賞した。
彼女たちは1年を通じて、日本国外での社会貢献活動に取り組んでいく。日本各地で行われる地域イベントにも出席するということなので、麗しい「やまとなでしこ」たちの今後の活動をチェックしてもらいたい。
⇒ 決勝コンテストの13人をフォトギャラリーで紹介!
https://nikkan-spa.jp/137098/missnippon2012_14
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