【居酒屋でイライラする瞬間】注文がとおらない、はしゃぐ新人、他人の誕生日サプライズに巻き込まれた…
年を重ねれば丸くなり、心穏やかに過ごせるものだと思っていたら、どうやらそうもいかないらしい。30・40代のサラリーマン200人へのアンケートでは半数以上がイラつく頻度の増加を実感していた。その怒りへの対処法をプロに直撃した。
本来ならば楽しい酒の席。なのに、「大声での注文が通らない」(91人)、「はしゃぐ新人」(81人)など、一見些細な出来事になぜこうもイライラしてしまうのか。
「人は誰しも『〇〇すべき』との“コアビリーフ”と呼ばれる信念を持っており、そこから外れた行動に怒りを感じます」(アンガーマネジメントの第一人者として企業で研修を行う安藤俊介氏)
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なお、この信念は、成人くらいまでの間に形成されるので、世代や育った文化が異なる人との間では、より摩擦が起きる結果に。
また、「大学生のコンパが騒がしい」(83人)や「別テーブルの雑な誕生日サプライズ」(92人)など、自分とは直接関係ない対象にイラつくことも多い。
「公共の場などはルールを守れという“正義の怒り”もありますが、それ以前に『楽しそうなアピール』への嫉妬心が生まれやすい。特にその場に若い女性がいるなど、異性が絡んでいる場合は、必ず嫉妬が起こります」と心理カウンセラーの大嶋信頼氏は分析。楽しそうな人を見てイライラが募ったときは、その怒りを正当化せず、己の嫉妬心を振り返りたい。
また、コラムニストの石原壮一郎氏もこう指摘する。
「昨今の日本人はマナー過剰で『串ものを食べやすいようにバラす』『飲み物に気を配る』などをしないとマナー違反と見なされる。形式化した上辺だけのマナーに対するイライラもあるのでしょう」
飲みの席でついイライラするのは嫉妬が要因?
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