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【居酒屋でイライラする瞬間】注文がとおらない、はしゃぐ新人、他人の誕生日サプライズに巻き込まれた…

年を重ねれば丸くなり、心穏やかに過ごせるものだと思っていたら、どうやらそうもいかないらしい。30・40代のサラリーマン200人へのアンケートでは半数以上がイラつく頻度の増加を実感していた。その怒りへの対処法をプロに直撃した。

飲みの席でついイライラするのは嫉妬が要因?

イライラ

・「すいませーん!」と注文しようとするその声がいっこうに通らない 「何度呼んでも注文を取りに来ない店員。思わず『こっちは客だぞ!』と怒鳴りたくなる」(45歳・製造)

 本来ならば楽しい酒の席。なのに、「大声での注文が通らない」(91人)、「はしゃぐ新人」(81人)など、一見些細な出来事になぜこうもイライラしてしまうのか。 「人は誰しも『〇〇すべき』との“コアビリーフ”と呼ばれる信念を持っており、そこから外れた行動に怒りを感じます」(アンガーマネジメントの第一人者として企業で研修を行う安藤俊介氏) ⇒【写真】はコチラ(再現イメージ集)
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1385123
イライラ

・「無礼講だから」という言葉を真に受けて後輩が必要以上にはしゃいでいる 「『無礼講』は大人の建前。部下が粗相をしないかと、上司の顔色を窺うのがストレス」(40歳・金融)

 なお、この信念は、成人くらいまでの間に形成されるので、世代や育った文化が異なる人との間では、より摩擦が起きる結果に。  また、「大学生のコンパが騒がしい」(83人)や「別テーブルの雑な誕生日サプライズ」(92人)など、自分とは直接関係ない対象にイラつくことも多い。
イライラ

・隣の席が大学生の新歓コンパなど騒がしい客で全然話ができない 「若いヤツは常識がないと年寄りめいた感覚を抱く自分にまたイラつく」(36歳・IT)

イライラ

・別テーブルの雑な誕生日サプライズに巻き込まれた時 「祝うのは勝手だが、拍手を求められたりと、こちらの会話を中断されるのが不快」(34歳・印刷)

「公共の場などはルールを守れという“正義の怒り”もありますが、それ以前に『楽しそうなアピール』への嫉妬心が生まれやすい。特にその場に若い女性がいるなど、異性が絡んでいる場合は、必ず嫉妬が起こります」と心理カウンセラーの大嶋信頼氏は分析。楽しそうな人を見てイライラが募ったときは、その怒りを正当化せず、己の嫉妬心を振り返りたい。  また、コラムニストの石原壮一郎氏もこう指摘する。 「昨今の日本人はマナー過剰で『串ものを食べやすいようにバラす』『飲み物に気を配る』などをしないとマナー違反と見なされる。形式化した上辺だけのマナーに対するイライラもあるのでしょう」
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