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リベンジポルノ&売春強要された女性が告白…「自分も被害者」を装う男の卑劣な手口

卑劣な手口 最初に15万を渡したのが運の尽き。その後も5万、10万と取られ、金銭的余裕がなくなってきた真理子さんに、男はさらに畳み掛けるように「写真だけでなく動画も流出した」と告げてきた。 「とあるアダルトサイトに、私が全裸で行為しているところの動画がアップされていました。海外のサイトだから削除業者にもより多くのお金を払わなければならないと。もうお金がないと言ったんですが……」  そこで男が提案してきたのは「売春クラブで働いてカネを稼げ」ということだった。 「風俗店で働けとは言えない。ただ、知り合いの金持ちが売春クラブをやっているから、そこであれば顔バレもしないし、安心だ、と。馬鹿げていますが、焦っていた私は冷静な判断ができず、結局は売春クラブで数人の男性の相手をして20万円ほどを稼ぎ、男に渡してしまいました」  そして最後は、やはりというか、本格的に脅されるようになった。 「もうこれ以上お金も払えないし、売春もできない。警察に訴える、と伝えると男は豹変。会社や親に売春クラブで働いていることをバラすと脅され、さらに金銭も要求されました。警察に行っても『写真や動画を撮らせたのも悪い』などといって、結局きちんと取り合ってくれず、売春クラブのことを話しても『あなたも理解してやってたのでは』と言われ、どうしようもありません」  結局、弁護士を通じて男に警告状を送付したところ、脅しを含めた連絡は全て無くなり、アダルトサイトから真理子さんの動画もすぐに消えた。真理子さんは、写真や動画の流出は、全て男が仕組んだ自作自演だったのではないかと専門家から指摘を受けたという。 「男の周りを調べてもらうと、同じような被害に遭っている女性が複数いるようでした。いきなり脅しや暴力でやるのではなく、あくまで『自分も被害者だ』という手口。 しっかりと対応をすれば、男はさっさと諦めて逃げ出しますが、困ったのは一度流出してしまった写真や動画は、男が消しても、ネット上からは完全に消えないことです。誰かが保存して持っている可能性もある。そのことを考えると、眠れなくなり体調がおかしくなってしまいます」  女性をあの手この手で騙し、最後までしゃぶり尽くそうとする卑劣な男たちの存在。許されることではなく、社会全体で厳しく監視していくことも必要だが、まずは自身や身近な人々が被害に遭わないよう、知識を持ち防衛策を講じることが重要だ。 <取材・文/森原ドンタコス ※写真はイメージです>
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