恋愛・結婚

パパ活にハマる独身中年男性たち「結婚はできないけど、素敵な女性が多くて」

 「パパ活」という言葉が一般的(?)になって久しい。女子大生やOLが裕福な男性と交際をすることで金銭を得る、という行為には賛否両論あるだろう。だが、実際にそうした「援助」がないと暮らしていけないという女性がいることも事実だ。  男性からすれば、女性に援助をするということはそれなりのお金が必要となる。しかし最近は、富裕層の男性だけではなく、一般層、いわゆる“普通のサラリーマン”にまで広がってきているらしい。 愛人

平均年収でもパパになろうとする一般男性の実態

「会う度に2万円程度を手渡し、食事をしたり、調子のいい時はそのままホテルへ。ホテル代などすべて含めて1回会うごとに3~4万円、月に使うのは8万円程度でしょうか」  都内の通信系上場企業に勤める後藤さん(40代・独身)の年収は750万円ほど。家族や親族から「結婚しなさい」と迫られ、自身にも焦りがあった。そこで、婚活目的で利用し始めた「出会い系アプリ」によってパパ活女性と知り合ったのだ。 「最初は純粋に出会い目的でしたが、結婚願望のある女性は理想が高かったり、年齢が高かったりしてお互いに合いませんでした。『割り切り希望』という女性にアプローチして会ってみると、お互いに何を求めるでもなく、とにかく一緒にいて居心地が良かったのです。もちろん、援助のお金はいりますが、普通に付き合っていても食事代やホテル代は男性が持つことが多い。援助のお金はプレゼント代と思えばさほど違和感はありません」  とはいえ、パパ活の対象になっている事自体が「援助交際」そのものであると考えれば、多少の後ろめたさを感じてもおかしくない。しかし、パパ活がすなわち「援助交際」かというと、後藤さんの認識は全く違うようだ。 「援助交際と言えば、未成年の、たとえば女子高生なんかにキモイおじさんがお金を支払って……というイメージでした。一方で、パパ活は経済的に余裕のない成人女性と割り切った関係になる、というもの。昔から会社の社長とか偉いさんとかがやっていた“愛人を作ること”と全く変わりません。年収はさほど多くはありませんが、一人暮らしなので少し余裕があるんです」  後藤さんの唯一の悩みは、パパ活=愛人作りが存外に楽しく、すでに結婚する気など全くなくなってしまったこと。恋愛をしてしまうと、その先にある「結婚」という二文字を意識せざるを得ない年齢の後藤さんにとって、恋愛気分にずっと浸っていられるのが「パパ活」なのかもしれない。
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「素敵な女性が多くて、パパでもいいかなって…」
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