公開予定の映画はどうなる?
名バイプレイヤーとして多くの映画に出演していたピエール瀧。公開予定の映画でいうと――4月5日公開予定の『麻雀放浪記2020』、5月17日公開予定の『居眠り磐音』に出演しているのだ。

『麻雀放浪記2020』ピエール瀧特別映像より
「『麻雀放浪記2020』は斎藤工主演で、白石和彌監督の話題作。ピエール瀧は元・五輪組織委員会会長の役で、特別映像でも怪演を見せています。ピエール瀧出演で数々の賞をとった『凶悪』と同じ白石作品だけに、反響を楽しみにしてたんですけどね…。
また『居眠り磐音』は、松坂桃李主演の時代劇。超売れっ子作家・佐伯泰英の時代小説をはじめて映画化したもので、ピエールは家老・宍戸文六役です。
どちらの作品も豪華なキャストですが、公開延期してピエールの場面を撮り直すのかどうか…スタッフは逮捕のニュースに卒倒しそうでしょうね」(映画ライター)
さらに、ネットで一番心配されているのが、今年11月公開予定のディズニー映画『アナと雪の女王2』だ。『アナ雪』の吹き替え版で、ピエール瀧がオラフの声を演じたため、次はどうなるのか…というわけだ。
映画『凶悪』で、ひどく粗暴で、情けなく、人情もあるヤクザを演じて高い評価を受けたピエール瀧。彼が消えてしまったら日本映画にとってたいへんな損失だろう。
「電気グルーヴ」ではフジロック出演も決まっていたのに
ミュージシャンとしての「電気グルーヴ」も、今年が30周年にあたり、3月のライブは完売となるほど人気だった。今年7月の「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」出演も決定していたのだが…。
これだけ脂が乗っていて、何かあれば関係者にとてつもないダメージを与えるとわかっていたはずなのに、コカインをやっていたピエール瀧。薬物依存の恐ろしさと言えばそれまでだが、なんとか更生してほしいと祈らずにはいられない。<日刊SPA!取材班>