慶応大卒・26歳が転職をナメている「最近はフリーランスもいいなって」
昨今叫ばれていた転職市場における「40歳限界説」が崩壊。人材不足の波は40歳以上に追い風となっているという。そこで、人事担当者100人にアンケートを実施。彼らが求める人材とは? 令和時代に変わる転職事情と、生き抜く方法を探った。
「転職活動疲れで、負のスパイラルに陥っています」と語る金沢翔太さん(仮名・26歳)は、慶応大学在学中に大手金融系企業に内定したものの、単位不足で留年。2度目の就活でベンチャー系のIT企業に就職した。しかし、入社から半年後に経営陣の不祥事が起きて業績が悪化。現在は転職活動中だ。
「スキルや実績がないので、新卒では勢いで突破したけど中途採用の面接では通用しないんです。ホントは中小企業でスキルを積む経験をすべきだと思うんですが、ずるずると転職活動を続けてしまっています」
アンケート結果に表れたように、現在の中途採用で求められるのは「若さ」よりも「スキル」と「熱意」。金沢さんにはこの両方が欠けているということだ。
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Q あなたの会社が中途採用者に求めるものは?
※従業員数30人以上の会社の中途採用担当者100人が対象
業務に応じた専門的スキル 64%
仕事に対する熱意 53%
社内外関係者とのコミュニケーション能力 51%
新たな発想力、行動力 39%
業務、チームのマネージメント能力 36%
人脈 16%
その他 2%
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「希望する職種が月単位でコロコロ変わってしまい、我ながら考え方がブレブレ。『これをやりたい!』と情熱を持って言えることがないんです。最近は、プログラミングを覚えてフリーランス的な働き方もいいかなと思っています」
フリーランスだって甘くない。20代後半といえど、「若さ」だけで転職は突破できないと、早く気づけばよいが。
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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