スポーツ

『ZIP!』の吉田沙保里が残念…元五輪選手キャスターたちの明暗

⑤スキー複合 荻原次晴(49)

 ソチ五輪での渡部暁斗選手(30)の獲得に大号泣したことから、プチブレイクを果たした荻原。だが、その裏では英雄である金メダリストの兄・健司と常に比較され、辛酸を舐めてきた過去があったという。現在は『ひるおび!』(TBS系)のコメンテーターとして、お茶の間にも定着した。
荻原次晴

荻原次晴公式ブログ

⑥バドミントン 陣内貴美子(55)

 多くのオリンピック出身のタレント、キャスターのなかでも謎の政治力を発揮しているのが陣内だろう。『news every.』(日テレ系)では局アナを差し置いてセンターに位置し、当たり前のようにスポーツ以外の普通のニュースまで読み上げている。テレビ七不思議のひとつだ。

⑦フィギュアスケート 織田信成(32)×テニス 松岡修造(51)

 それぞれのタレント力が高いからといって、足し算すればもっと面白くなるかというと、そうでもない。『報道ステーション』のフィギュアコーナーからの教訓だろう。このコンビ、とにかくうるさい。目をパッキパキに見開いて、4回転ジャンプのすごさを絶叫するのは、別に夜11時じゃなくてもいい。

 というわけで、今後もますます増えそうなアスリート系タレント。彼らが明るく活動するためにも、東京2020では多くのメダル獲得を期待したいところだ。 <文/石黒隆之>
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。Twitter: @TakayukiIshigu4
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