恋愛・結婚

ファンに手を出しかけた芸人に待っていた地獄。「私の体はどうするの?」

私が満足するまで私とやりなさい!

「本当にすまない事をしたと思っている」と返信するAさん。しかしその返信が驚くべきものだった。 「あんたが嘘で私を弄んだ。今度会ったときは×××しようって約束したんだから、約束を守って。私が満足するまで私とやりなさい」というのだ。Mさんは性の怪物だった。そういうことはできないと返すAさん。しかし「だったら、あんたが出てる舞台に行って、あんたがやってきたこと全てそこで叫んでやる!私が満足するまで×××するかみんなの前で全てをバラされるか選べ」と迫る。平行線のやりとりは数日に亘った。Aさんが一人で自宅にいる時に電話で同じ事を迫る。  そしてやがて、Mさんは電話の向こうで「1人でしはじめる」のだった。決別したい相手のソロ活動を聞かされるAさんは疲弊していった。そんな日々がしばらく続いたある日、Aさんは再び懇願してみた。するとしばらく考えたMさんがこんなことを言った。 「その長い髪を切って坊主にして」  前述の通り、Aさんは長髪がトレードマークで、現場ではそれをネタに盛り上がることもしばしばあったり、長髪ゆえの仕事をもらうこともあった。「坊主にしたら水に流す」。Mさんはそう言い残し、電話は一方的に切られたそうだ。  数日後、あるお笑いライブの舞台上。出囃子とともにでてきたAさんは坊主頭だった。 不倫 会場はどよめき、いつもウケるネタも、お客さんの気が散っていたのか、全くウケない。エンディングトークでも、他の芸人にいじられたが「ちょっと飽きちゃって」としか言えない。当然、その返答もスベっていたのだった。  あなたも下心が出た時には、Aさんのことを思い出してブレーキをかけた方が身のためかもしれない。<取材・文・/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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