更新日:2023年04月13日 01:40
恋愛・結婚

「私、病気ですかね?」浮気が止められない既婚男性の“そこじゃない”反省点

出会い系中毒「私、病気ですかね?」

「最初は、フェイスブックのomiaiというアプリでした。さっと登録できて便利なんですよ。次はTinderにハマりました。二度目から四度目までの相手はこれで出会いました。毎回バレて大変な思いをするので、もう二度としない、と一度は誓うんです。しかし、出会い系アプリやサービスは次から次にどんどん出てくる。ペアーズにハッピーメール、マリッシュ……。ひと通りは試しましたね」  妻に泣かれ、怒鳴られ、詰められてなお、新たな出会い系ツールを見つけては即登録し、新たな浮気に精を出す町田さん。反省している、というのは詭弁にしか思えないが……。 「いけないことだとはわかっていますけど、止まらないんですよ。トントン拍子で話が進むから、ついつい課金してしまい、毎月五万以上を支払っています。それに食事代などのデート費用もかさむ。それでもやっちゃうんです。私、病気ですかね?」 浮気 どうしようもない町田さんだが、世界的に有名な工作機メーカーの主任を務めており、年収は900万円ほど。妻とは財布が別なため、月々に自由に使える金額も十数万円を超える。  お互いにだいぶ酒もまわり、太っ腹の町田さんは「奢るから次行こう!」と騒ぎながら、隣席の女性客に声をかけ始めた。酔うと止まらないのも、本人的には悩んでいるらしいのだが……。町田さんの妻も、町田さんの手グセの悪さをわかっているのであれば、まずは財布の管理からすべきではないのか。 「無けりゃ無いでカード使えるんですよね! 会社のカードがあるんです、主任だけど月に10万までは使える。嫁もわかってるんですよ! 金は抑えられても、浮気は抑えられない、嫁もよくわかってますよ!」  と言いつつ、常にスマホをいじっていた町田さん。なんでも、新しくフェイスブックにアカウントを登録し、Tinderに別のアカウントを作ったとのことで、女性からメッセージや反応が来てないか逐一チェックしていたのだ。レモンチューハイは、すでに10杯目を超えていた。 「いやー、最近は厳しいっすね。ここは割り勘で。でも次は奢りますよ! 相席屋行きましょう! 相席屋! 銀座店より、ちょっと離れたところがいいんですよ」  女性が無料で飲食ができるという、いわゆる出会い系居酒屋に誘う町田さん。時はすでに深夜0時を回っていた。猫にマタタビ、浮気者には出会い系アプリ、といったところか。健全に使えば有益なサービスも、乱用してしまえば「中毒者」を生み出してしまうということだろう。ユーザーに既婚者が増えているという話も聞く。  ともあれ、妻に6回目の浮気がバレた町田さん。数日後、筆者のもとに「先日はありがとうございました。今度こそヤバいかもです……」と連絡が入った。現時点で結論は出ていないようだが、離婚など最悪の事態に発展しなければいいが……。<取材・文/森原ドンタコス>
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