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自宅なのにスーツとネクタイ着用、リモートワークの謎ルール

自宅作業なのにスーツ着用?

ネクタイ 同じく都内の事務作業用品卸会社勤務・佐々木海さん(仮名・30代)も、リモートワークによってストレスフルな毎日を送る。 「うちではチャットアプリでリモートワークを進めているのですが、上司から出された命令は、始業時間の15分前にパソコンの前にいろ、ネクタイとスーツ着用、という理不尽なもの。朝礼は、出社時と同じように部長から決められた順にチャットに上げていくのですが、タイピングの遅い上司の挨拶がアップされるのを待つだけで十数分かかるし、誤字脱字のオンパレード。重要な話をする時にはビデオ機能も使いますが、その際にカジュアルなトレーナー姿だった同僚は『仕事を舐めているのか』と怒られる始末」(佐々木さん)  とはいえ、実際にリモートワークを実践してみてメリットを感じている人の方が多数、というのが取材した筆者の感覚だ。  感染拡大を防ぐためだけではなく、業務の効率化を図る働き方改革も一気に進んだに違いない。こうした革新により、仕事をしない上司、改革を頑なに拒否する非効率な人々が可視化されたことも、思わぬメリットなのかもしれない。<取材・文/森原ドンタコス>
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