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自社の求人広告に“あざまる水産”と書いた新入社員。自信満々な回答理由は?

 新入社員の入社は良くも悪くも社内に新しい風を吹かせるものだが、入社して間もない社員の奇抜なアイディアがあなたの元に来たら、どのように対応するのがベストか?  飲食業界に勤める智樹さん(仮名・45歳)は、勤続年数20年を超えるベテラン社員。現在はエリアマネージャーとして活躍している。智樹さんの会社では定期的に飲食店の求人広告を出しており、社員研修の一環として新入社員に作成させることを決めた。

求人広告に“興味を持ってくれてあざまる水産”

「限られた文字数の中に弊社の魅力と必要事項をまとめるのは結構大変です。この作業を通じて、仕事内容の理解をより深めてもらいたいと思いました」
新入社員

写真はイメージです(以下同じ)

 この求人広告の作成が、社内を大きくざわつかせることになる。 「びっくりしました、まさかこんな求人を作成してくるなんて」。呆れた表情で語る智樹さん。一体どのような求人広告が作成されたのだろうか。  問題の求人広告を作成したのは、女性新入社員のC美さん。ハキハキとした返事が特徴的な社員だったとか。 「求人情報の中に、“求人に興味を持ってくれてあざまる水産。応募してくれなきゃぴえん”って書いてあったんです。何かの間違いかと思ったんで本人に話を聞きました。  そしたら、『これよくないですか? 若者って、堅苦しい文章苦手だし、無理やりフレンドリーな感じを出してる求人は危ないって思うんですよ。私なら応募しないですね。他の求人にぴえんとか使ってないから目立ちますよ!』って自信満々に答えたんです」 指摘 智樹さんはC美さんに対し、修正を求めたところ、猛反発を食らったという。 「『テンプレみたいな求人広告が良ければ、新入社員に改めて作らせる意味はありますか? 今まで使ってたので良いじゃないですか。作らせるだけ時間の無駄じゃないですか? 逆にどんな求人広告を求めているんですか? だめというなら私の作った求人広告は採用しなくていいので。作り直しはしません』とすごく強く言われましたよ。入社して1か月くらいですよ。上司に向かってよくこんなこと言うなって思いました」  納得いかなかった智樹さんは、他の社員たちの意見を聞くことにした。 「私と同様の意見の社員と、C美の企画を“新しくて面白い”と称賛する意見で真っ二つに割れました。すごく意外な結果に驚きが隠せませんでした。求人サイトに掲載するとお金がかかるんです、このような事情を分かっていない社員が多いことにがっかり。C美側の社員たちに小一時間説教を兼ねて説明してやりましたよ」  結局、C美さんの作成した求人広告を見送ることに決めた智樹さん。 「誰が何を言おうと、“あざまる水産”や“ぴえん”はおかしい。会社としての品格が失われる」
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C美さんは退職。上司の頭が固いのか?
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