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SNSで話題。お坊さんに「死ぬのって怖いですか?」って聞いてみた

 人間誰しもが抱える「死」への恐怖。しかし常日頃から人の死に関わっている宗教者であれば、その恐怖も感じないのだろうか?  Twitter上では夏季老师さん(@Natsuki_CHTH)による以下のツイートが話題になった。 <先日お坊さんに質問できる機会を得たので「死ぬのって怖いですか?」と聞いたら「わかんないですねぇ。でも偉いお坊さんが脳波計つけてバンジージャンプしたら脳波が全然乱れなかったんですよだから死の恐怖は乗り越えられると思っています。」という予想外の回答をもらってとても満足しました>  お坊さんであれば、本当に死の恐怖は乗り越えられるのか? その真相をお坊さんたちに直撃取材した。

お坊さんでも死ぬのは怖い!?

住職

写真はイメージです(以下同)

「そんなの、人それぞれですよ」と笑うのは、住職の東田さん(仮名・臨済宗・60代)。東田さんは僧侶だからと一括りにできるわけではないと語る。 「ほとんどのお坊さんは世俗の人と同じ生活をしていますからね。お坊さんだから普通の人と違うわけではありません。大病をしたり年を取ったりしたら心細くなるのは、みんな同じです。元気な時は『死ぬのは怖くない』と言えるでしょうが、実際に死に直面してみないと分かりません」  東田さんは40代の頃に肺がんを発症。症状はステージⅢと呼ばれる重い段階まで進み、放射線治療などを長年行い闘病してきた。  今は完治しているという東田さんだが、当時は恐怖などを感じなかったのだろうか。 「がんを患った時も、『死ぬかもしれない』とかは特に感じませんでした。これは性格ですね(笑)。現代社会でも、ストレスを溜めやすい人・溜めにくい人がいますが、それと同じだと思います。『なんとかなる』と信じて思い詰めずにいられたからこそ、治療もうまくいったんだと前向きに捉えています」  僧侶であるかどうかは関係無いと笑う東田さんだが、「偉いお坊さんなら違うかもしれない」という。 「よほど達観しているお坊さんであれば、死への意識も違うかもしれません。ウチの宗派の管長(※仏教各宗派で宗門の行政をとりしきる人物)は飛行機が苦手で、『墜落するんじゃないか』と乗るのを怖がっていました。でも出張で飛行機に乗らねばならず、機内で座禅をして乗り切ったそうですよ」  人間として恐怖は感じていても、お坊さんとして打ち勝とうという姿勢なのだろう。同じお坊さんでも年代や宗派が違えば考えも異なるのだろうか。
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死んで自在な存在になったら「佐々木希と添い寝したい」
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