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今年のハロウィンはコロナでどう変わる? 時期をずらした開催案も

 コロナ禍でのハロウィンが注目される中、日本各地のハロウィンイベントは軒並み中止を発表している。コロナ禍で「おうちハロウィン」を推奨する声も高まっているが、実際のハロウィンイベント動向はどうなっているのだろうか?

各ハロウィンイベントがオンラインで連携

渋谷

例年、ハロウィン当日には多くの人が集まり“密”な状態となっていたが…(写真はイメージです。以下同)

 例年多くの人が集まっていた池袋・川崎・栄ハロウィンはリアルイベントの中止を発表。配信プラットフォームを利用したオンラインイベントを予定している。  ハロウィン文化の伝達やマナー啓蒙活動をしている日本ハッピーハロウィン協会によると、地域主催のハロウィンイベント団体が川崎ハロウィンと連携し、オンラインハロウィンイベントを計画しているという。 「今年は地域主催のハロウィンもほとんどが中止かオンライン開催になっています。そこで川崎ハロウィンのコンテンツやプラットフォームを利用して、全国8~10箇所のハロウィンと連携しようとなりました。ハッシュタグを使った動画投稿など、全体で盛り上げようという動きです」(ハッピーハロウィン協会、以下同)  日本ハッピーハロウィン協会は9月22日に「ジャパンハロウィンサミット」を開催。地域主催のハロウィンをどう盛り上げていくか、各ハロウィンイベント団体とオンライン会議を行ったそうだ。

時期をずらして開催されるブラックハロウィン

ハロウィン「なるべくオンラインで開催して各地域と連携し、ハロウィン文化を持続させていこうと話し合いました。もちろんオンラインだけでなく、地元の商店街の支援になるようなハロウィンも企画しています。11月末のブラックフライデーの時期に、ハロウィンの経済効果を上げるチャンスを作ろうというものです」  ブラックハロウィンと称したこの企画は、10月19日から開始された「GoTo商店街」を利用して行われる。GoTo商店街とはGoToキャンペーンの一環で、イベント等を実施する商店街に政府から最大300万円が支給される制度だ。このキャンペーンとブラックフライデーセールを絡めて、商店街を活性化させようという試みだという。 「黒猫や魔女など、黒を基調としたスタイリッシュな仮装でドレスアップしてもらい、リベンジ仮装やコンテストなどを開催する予定です。お店側は黒マスクや黒エプロンなどでおもてなしをします」  本来のハロウィンとは時期をずらして開催することで、クリスマスから正月にかけての年末年始商戦まで商店街を黒字化させようという試みだ。  コロナ禍ならではのハロウィンを楽しんでもらおうと、さまざまな取り組みが考えられているが、リアルイベント派の人たちはどう捉えているのだろうか?
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オンライン開催、コスプレイヤーたちの本音は?
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