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Uber Eats配達員が検証、“徒歩ウーバー”の3つのメリット

徒歩で遠距離の配達は厳しいが…

 またすぐに次のリクエストが鳴った。が、これがかなりふざけていた。銀座にいるというのにピックアップ先が六本木の店舗なのである。その距離は約5キロ。徒歩でおそらく1時間はかかるだろう。もちろんこんなものは配達拒否である。  そんな感じでピックアップ先までが遠すぎるものは次々と拒否していった。が、そこでこんな不安がよぎる。ピックアップ先までが遠すぎるものは拒否すればいいだけのことだが、配達先が遠すぎる場合はどうすればいいのか。  ウーバーのアプリは店で商品を受け取るまで配達先の住所が表示されない仕様になっており、しかも商品を受け取ってからのキャンセルは基本的にNGとされているのである。その場合、儲けはほとんどなくなってしまうが、電車かタクシーで移動するしかないのか……。

これからは徒歩一択

 しかし、そんな心配はまったくの杞憂だった。配達先までの距離は平均約500メートル、徒歩10分程度のものがほとんどだったのである。徒歩で配達していることはピックアップ先までの距離にはまったく考慮されないが、配達先までの距離にはしっかりと考慮されているようだった。
売り上げ

この日の売り上げは6589円

 この日は1211円という高額のチップをもらえたこともあり、5時間44分オンラインにして売り上げは6589円。時給換算で約1150円である。お散歩感覚で気軽に配達できてこれだけ稼げるのなら、これからのウーバーの配達は徒歩一択ではないだろうか。 <取材・文・撮影/小林ていじ>
バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。
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