朝6時から食べられる「東京の朝ラー」6店舗を実食。早朝からまさかの行列店も
コロナ感染にともなう緊急事態宣言の影響で、朝にラーメン(いわゆる、朝ラー)を出す店が一気に増えています。居酒屋で夜遅くまで営業できなくなり、「飲んだあとのシメのラーメン」が提供できなくなったことによるこの現象。
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実際「東京 朝」で検索をかけると、上位に「東京 朝ラー」というワードが必ず上がってくるほどで、意外と多くの人が朝からラーメンを食べたがっていることがわかります。ならば! ということで、東京で食べられる朝ラーを6店厳選し、必ず朝6時前後に実食。その様子をレポートでご紹介したいと思います。
まずは古くからの東京の朝ラーの聖地であり、「2020年東京オリンピック」のメイン会場となる東京体育館前に店を構える「ホープ軒 千駄ヶ谷店」に行きました。
コロナ禍であっても24時間営業を貫くお店で、朝ラーに限らず深夜帯でもお客が多く訪れますが、ここで朝6時少し前に「ラーメン」(800円)をオーダー。東京式の豚骨こってりラーメンの草分け的存在の店であり、デフォルトのラーメンもしっかりガツンとこの感じです。
濃厚なスープに豚の油がまぶされ正直、朝イチにはキツそうにも感じますが、実際に食べてみると、意外ともたれません。想像では24時間火にかけ、絶え間なくオーダーが入ることから、常に鮮度の良いスープを提供してくれていることで、胃にも優しいのではないかと推測します。今回めぐった6店舗の中では、そのビジュアルに反して朝ラーとしては最も万人受けしそうで、意外とツルっと美味しくいただけました。
続いては、高円寺エリアの老舗「タロー軒」です。平常時は24時間営業で多くのタクシードライバーなどのお腹を満たしてきたお店ですが、コロナ禍により時短営業を行なっており、現在は朝5時〜夜8時までとなっているようです。
朝6時の来店客は、フリーター風の男性、タクシーの運転手さん、そして筆者の3名。運転手さんはお店の店員さんに「今日乗せた客」の愚痴を話しています。オーダーして着丼した「ラーメン」(700円)は見ての通り、油ギッシュな一杯。
一瞬たじろぎましたが、がんばってすすります。スープは豚骨ベースに複雑な味が入り混じる塩っけが強いものでパンチ十分です。そして、チャーシュー、メンマ、わかめとも丁寧に作られていることがわかります。麺は、九州ラーメンのような黄色が薄い白い麺で、タロー軒独特のバランスを感じさせます。
正直、このストレートパンチにおののく筆者でしたが、逆に「今日は朝から食らっちゃいたいぞ!」という際には絶対にお勧めのお店だとも思いました。
【ホープ軒 千駄ヶ谷店】東京五輪のメイン会場前で食べる朝ラー
【新高円寺・タロー軒】高円寺・高南通り沿いの老舗
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