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全国ワースト4位の混雑路線に住んだ男の悲哀「毎日我慢できる自信はない」

 毎月の支出の中でも大きな割合を占める住宅費。物件の家賃は、場所や築年数、広さや設備などによって異なりますが、多くの人は少しでも割安な物件に住みたいと思うはず。 【bizSPA!より転載。リンクなど元記事に移動します】⇒bizSPA!トップへ
家賃

画像はイメージです(以下同じ)

 大手不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」で東京都の相場情報を見ると、23区内でワンルームの平均家賃が一番高い中央区の8.2万円に対し、最も安い江戸川区は5.6万円で格差は2.6万円。1K・1DKでも9.6万円と6.2万円で3.4万円の開きがあることがわかりました(2021年7月時点)。  ただし、極端に安いワケあり物件でなくても家賃はその物件を総合的に判断した指標のひとつ。都市部の中心から近くても相場の安い地域にはそれなりに理由があったりするもので、住み始めてから後悔する人も少なくありません。

都心寄りで相場も安かったからお得だと判断

 3年前、転職で地方から上京した飯室敬人さん(仮名・29歳)が新居に選んだのは足立区内の1LDKのマンション。30平米弱の広さでバス・トイレも別。築年数も当時10年程度と比較的新しく、それでいて家賃は7万1000円。相場の高い都内ではかなりの好条件の物件だと感じたそうで、すぐに問い合わせをしたといいます。 「ただ、その部屋にはまだ人が住んでいて、同じマンションは満室だったので内覧ができなかったんです。私はこのとき地元の青森に住んでいて何度も東京に来られなかったですし、別にいいやと思ってそのまま契約したんです」  一抹の不安はあったそうですが、引き渡しを済ませた後、実際に入ってみたら室内はとてもキレイで、物件自体には満足していたとか。最寄り駅からは徒歩10数分と少し離れていましたが、彼はもともと田舎育ち。通勤の際、駅までは自転車を使うつもりだったので、まったく問題視していなかったそうです。

首都圏でも屈指の混雑路線だった!

通勤電車 どうしてこのマンションに住んだことを後悔したのでしょうか? 「最寄りは日暮里・舎人ライナーという路線の駅でしたが、平日の朝晩の通勤・帰宅の時間帯がメチャクチャ混むんです。東京の通勤ラッシュがひどいことは知っていたし、上京したときに何度か体験していたので当然覚悟はしていました。けど、それまで経験したどのラッシュよりもひどかった。通勤初日の時点で心が折れそうになりました(苦笑)」  ちなみにこの日暮里・舎人ライナーは、日暮里駅~見沼代親水公園駅の9.7キロを結ぶ2008年開業の新しい路線。日暮里駅はJR山手線・京浜東北線・常磐線と京成線、西日暮里駅はJR線と地下鉄千代田線との乗り換え駅になっており、都心からも近いことから近年沿線に移り住む人が増えています。
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混雑率は全国ワースト4位
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