仕事

職場での派手な髪色はマナー違反?実際に染めている人に話を聞いてみた

「仕事に不満でもあるのか」との上司の声も

ヘアカラー

IT系のディレクターとして働く20代の武打さん(仮名)

 IT系のディレクターとして働く20代の武打さん(女性・仮名)は、取材した中では一番派手な髪色をしている。最初はピンク色に染め、現在は色落ちし、すこしピンクがかった金髪になっている。その若さも起因してか、上司からは「若いうちにやったほうがいいよ」と肯定的な反応をされたそうだ。  最後に中小企業でウェブディレクターとして働く後藤田さん(女性・仮名)は、自身の勤める職場の空気を読んだ上で染めたと語っていた。現在は黒髪のアクセントとして金色を入れているが、以前は赤髪に染めており、上司から「仕事に不満でもあるのか」と冗談交じりに言われた経験もあるそうだ。  髪を派手にするという行為は、職場の雰囲気で善し悪しが決められることが多い。アパレル業界に身を置く人は、ファッションを売る仕事のため、自らもおしゃれをして接客をする人が圧倒的に多い。後藤田さんは他にも、他業界に勤めている友人の例を語ってくれた。 「法律事務所でアシスタントをしている友人は、髪色を赤に染めましたが、出勤の時は黒のウィッグを被っているそうです。法律事務所というお堅い職業柄、赤髪は敬遠されるそうで……」

仕事をきちんとこなしていれば問題ない

 やはり、お堅い職場において、派手な髪色は敬遠される傾向にあることがわかったが、今回話を聞いた4名に限って言えば、上司から肯定的、または容認の反応をされており、否定的な意見をぶつけられた人は一人もいなかった。  しかしそれでも、全員が会社の空気感を読んだ上で髪の毛を染めていた。また、例え髪色が派手でも「仕事をきちんとこなしていれば問題ない」「社会人として基本的なことは特に気を付ける」といったうえで染めるというのが令和の価値観のようだ。  もちろん、職種や業界によっては派手な髪色がタブーとされているところもあると思うが、以前よりは、規定が緩くなったと感じている。そこまでして髪を染めたい人たちの強い思いがある限り、社会人の髪色が自由になる未来も近いのかもしれない。 <TEXT/ヤマタケ> ※bizSPA!フレッシュより
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