出会いの手段としてすっかり浸透したマッチングアプリ。スマホで手軽に出会いを見つけられるのはとても便利ですよね。しかし、そのマッチングアプリでトラウマ級の体験をしたという語る女性がいます。 　都内在住の佐々木志穂さん（仮名・33歳）は、婚活のために数年前からマッチングアプリを利用しています。でも、マッチングアプリではなかなかよい男性に出会えないようで……。 「30歳過ぎて結婚に焦っているのが相手にも伝わっているのか、ロクな男に出会わないんです……。『よい人がいたらすぐにでも』とプロフに書いてあった少し年上の男性からメッセージが来たので会ってみたら、ホテルにやたら誘ってきて。 　初めて会ったばかりだしと断ると『もう33歳で、あとがないでしょ？ 　実は僕、結婚しているんだけど遊ぶ相手を探していて……』と言われたんですよ！ あまりにも失礼なので『アプリで通報しますよ』と言って帰ってきました。帰ってアプリを見るとすでに退会したあと。こういう『セフレ作り目的の隠れ既婚者』が潜んでいることもありますね……」 　他にはこんなこともあったといいます。 「全然、タイプではない23歳の男性からメッセージが来たんです。私に“いいね”やメッセージをする人は年上ばかりだったので、年下を結婚対象として入れるのもいいかなと思いデートしてみることにしました。ご飯に行くことになったのですが、お店を任せたのが失敗でした。彼が選んだのは大学生が行くような格安チェーン居酒屋で……。まさか座敷に座ると思っていなかったので、スカートで来ていたし、他の客も若者ばかり。コロナ禍前だったのですが、グダグダに酔っ払って店内で転んで立てない女の子とかいましたね」 　肝心の年下男子の会話は全然おもしろくなくて、志穂さんはひたすらお酒を飲むしかありませんでした。 「話が特に盛り上がることもなかったのでもう帰ろうとしたら、彼に突然『僕の“初めて”をもらってくれませんか！？』と言われたんです。理由を聞くと『同級生からはまったく相手にしてもらえないので、年上のお姉さんならしてくれるかなと思ってメッセしました……』って。失礼極まりないですよね……！ もちろん、帰って即ブロックしました」 　マッチングアプリで散々な目に遭ってきた志穂さんですが、「さらに怖い話が……」と続けます。 「これはアプリを初めて間もない頃だったのですが、すごく紳士的な男性とデートすることになったんです。相手は自称某有名企業に勤めていると言っていましたが、今となっては嘘だと思います。ただ、私はその言葉をすっかり信じ込んでしまい、ノコノコとデートに行ってしまったんです。 　食事をしたあと、彼の言う『知り合いのバー』に連れていかれました。バーで飲んでいるときに化粧直しのため席を外したんです。10分後にトイレから戻り、飲みかけだったお酒を飲んでいました。すると、普段はそれくらいの量では絶対に酔わないのはずなのに急に気持ち悪くなったんですよね。あまりの気持ち悪さにもう帰ろうとすると彼が『大丈夫？　飲みすぎちゃった？』と言って私を外へ連れ出しました」