恋愛・結婚

「バラの花でドヤ顔」クリスマスの恋も冷めた時代遅れなトレンディ男

最後までロマンティスト全開

バー 彼と別れたその足で向かったのは、ヒロキと出会ったBARだ。出迎えてくれたバーテンダーの老紳士は、「こんな日にひとりでどうしたんや」と心配してくれた。 「起きた事を話すと、彼がどれほど頑張ったかを男性目線で力説されました。でも私にとっては『いや、きっしょいわ! そんなトレンディドラマみたいな事しなくてよくない?』って感じで(笑)。周りのカップル客にも可哀想な目で見られましたね……」  その後、共通の友人にも事のあらましを伝え、ヒロキから逃げることに。彼からは度重なる着信とメールが届いたという。 「最終的にはポエマー全開のメールが届いて終わりました。『俺じゃダメだったのかな。俺なんかに有希ちゃんは……これもひとつの運命かな』みたいな内容の。それも全部ネタにして、人に喋って元を取りましたね(笑)」  時代が10年違えば、彼の行為も喜ばれていたのだろうか。当時を振り返りながら、有希さんは最後にこうまとめてくれた。 「今なら花のサプライズも嬉しいけど、問題は量ですよ、量! 何事もほどほどが大事なの!」    男性諸君、過度のロマンティック演出にはご注意を……。 <取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
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