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作業服で会議に出たら上司に注意されピンチ…意外な人の“鶴の一声”に救われた

取引先の課長が自分を守ってくれた

 これに上司は一瞬戸惑った様子でしたが「お恥ずかしいところを見せてしまい、申し訳ございません」と謝罪。でも、これに対して「いいえ、そうではなくて彼が会議に遅れそうになったのは弊社の責任なんです」と話したのです。  実は、森本さんが担当していた現場は、この課長の会社が依頼主。到着が遅れたせいでスケジュールが後ろ倒しになったため、視察に訪れた社員から連絡が課長に入っており、それを受けてのフォローだったそうです。 「視察に来た方との雑談で、この後、会社に戻って会議なんですけど、御社の◯◯課長も出席されるんですよ、と話したのを覚えていたんでしょうね。次の予定が遅れては私に迷惑が及ぶと思ったのか、気を利かせて連絡を入れてくれたようです。おかげでこっちは助かりました(笑)」

取引先の課長から気の利いた目配せが

仕事 職場 取引先の課長からは「心配しなくていいから」と言わんばかりの目配せがあったとか。さらに森本さんのことを叱責した上司には「ルールを守ることは大切ですが、ウチも御社も建設会社です。別に作業着で会議に出席したっていいじゃないですか」と豪快に笑いながら言い、おかげでそれ以上、怒られず済んだそうです。 「相手はウチとは比較にならない大手ゼネコンの管理職。これには上司も苦笑いを浮かべるしかなかったみたいです。私にしても上司からの評価を落とされたら査定に影響を及ぼしかねません。  心の中では『よくぞ言ってくれました!』と課長にスタンディングオベーションを送りたい気分でした。もちろん、会議終了後には直接お礼を言葉を述べましたけどね」
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事情に応じて会社も寛容に
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