2022年より10周年イヤーへと突入する5人組声優アイドルユニット「i☆Ris」の21枚目シングル「12月のSnowry / ハートビート急上昇」。今回は、シングル発売を記念したインタビューの【後編】。かわいさ全開の甘い冬のラブソング「ハートビート急上昇」について、メンバーそれぞれに実施したインタビューをお届けします。 【インタビュー前編】⇒声優アイドルグループ「i☆Ris」が歌う冬の恋。真冬の思い出はデビュー直後に受けた過酷な洗礼!? ――「Summer Dude」から「12月のSnowry」の流れで大人っぽい雰囲気だった一方、「ハートビート急上昇」は“ザ・アイドル”路線の曲ですが、そのスイッチはいつでも切り替えられるんでしょうか。 若井　かなり頑張って切り替えました。「12月のSnowry」は年相応な感じで素の表情に近かったので、「ハートビート急上昇」は、いかにギャップを見せるかをテーマにアイドルのスイッチをバチっと入れましたね。 ――先日の9周年ライブでも「続ける気満々です」と宣言もあったので、これからもザ・アイドルなパフォーマンスも続けていくわけですね。 若井　もちろん、いままでのアイドルらしいi☆Risも極めていきたいです。でも正直、恥ずかしさはありますよ（笑）。こういうあま〜いパフォーマンス、素ではできないので。 ――どのタイミングでスイッチが入るんですか？ 若井　カメラが回る10秒前くらいですかね（笑）。メイクと衣装でかわいくしてもらったら半分くらいスイッチが入って、カメラを向けられた瞬間に、一気に切り替えるイメージ。 ――今作は“オトナカワイイ”がテーマとのことですが…… 若井　この歳だから出るお姉さんっぽさは……私はあんまりなかったかも（笑）。メンバーによって、みんな“オトナカワイイ”のテーマが違った印象で、私はよく動く元気なかわいさに振り切りました。 ――MVで特に振り切ったポイントは？ 若井　アップのリップシーンでカップケーキを食べるところですね。「カップケーキにキスしてください」って言われて……恥ずかしかったけど、やりきりました。『プリパラ』で女の子らしいキャラクターを演じていたので、かわいい動きは身についていて、苦手というわけではないんです。 　今回は、そのキャラクターを演じるような気持ちでダンスに臨みました。今後も、こういう曲をやるときは、キャラを演じるようなスイッチを入れるのかもしれないですね。 ――今シングルから、約2年ぶりとなるリアル特典会が復活しますが、どんな気持ちで臨みますか？ 若井　いや～、感慨深いですね。アイドルの醍醐味が戻ってくるな、という感じです。まず、コロナ禍になってからファンになってくださった方もいるので、初めて会える喜びがあります。 　オンライン特典会ですでに顔は知ってる、SNSで名前を把握してるけどまだ会ったことないみんなと、やっと会えるんだ……って不思議な感覚です。 ――昔の感じでいえば、文通の相手と初めて会うような感覚。 若井　あ、それです！　ずっと知り合いだったはずだけど、まだ会ったことない感じ。すごく楽しみです。