――「ハートビート急上昇」のMV公開後、ファンからの反響は？ 久保田　「歌い方もMVも、めっちゃかわいい」って言ってくれる方が多くて、見てくれるみんなが満足してくれるのが一番なので、よかったです。他の曲に比べて反響が大きかった気がするので、みんな、こういうの好きね～って思いました（笑）。需要があるなら供給していこうかって気持ちになりました。 　私自身、こういうザ・アイドル曲は好きなんです。「12月のSnowry」のようなしっとりバラードって作品を見せる感じだけど、「ハートビート急上昇」はお客さんと一緒に楽しむ曲なので、ライブで披露するのが楽しみ。アイドルって作品を見せるというより、お客さんと一緒に作品を作る曲が多いじゃないですか。みんなで一緒に声を出せるようになったライブでこの曲をできる日が楽しみです。 ――「かわいいスイッチを入れないと恥ずかしい」というメンバーもいますが、久保田さんはどうでしたか？ 久保田　普段の性格はそんなに“ラブリー♡な”感じじゃないけど、普段のライブでもアイドルのスイッチを入れてるので、そんなに難しくはなかったです。友希ちゃんは、自分のソロライブで自作曲や洋楽をやってて、大人っぽさを意識してた時期とかぶってたから、難しかったのかもしれないですよね。 ――『プリパラ』の主題歌など元気でかわいい曲が多かったなかで、甘くかわいい曲は少なかったとか。 久保田　楽曲はあったけど、シングルでMVを撮ったことはないかも。MVの撮影が終わるとスイッチがオフになるので、その状態で映像を確認してるときは、いい年して頑張ってるな～って気持ちもありました（笑）。でも、スイッチが入ってるところしか流れないので、大丈夫です。 ――今作テーマの“オトナかわいい”について、それぞれ解釈やアプローチが違うとのことですが、久保田さんはどんなイメージで収録や撮影に臨んだのでしょうか。 久保田　レコーディングでは、みんながふわふわした感じでは歌わないだろうと思ったので、いつもより吐息成分多めなイメージで歌いました。 　MVや写真の撮影では、こう見せようとか考えないタイプで。みんながインタビューで語ってるのを聞いて、ああそうやって考えてるんだ、勉強になるな〜って思ってます。 　そのときの気持ちを大事に臨むというか、ぶっつけ本番タイプなので。「どうでした？」って聞かれても、むしろどう見えました？って聞きたいくらい（笑）。 ――天才タイプですね。 久保田　え、テキトータイプじゃないですか？　でも、物は言いようですよね。 ――久々のリアル特典会ですが、ファンも心待ちにしていたかと思います。 久保田　オタクとおしゃべりするの大好きなので、私もめっちゃ楽しみ。久しぶりに会う人もいるだろうし、この2年で好きになってくれた方には、私は実在してるんだぜっていうのを伝えたいです。 　あと最近、自分でいうのもなんですけど、女の子ファンが増えてるみたいなので、なんで好きになってくれたのか聞いてみたいです。「わんわん王国のお姫様」とか言ってるの、どう思うんだろう？(笑) 　みんなとくだらない話するの、楽しみにしてます。