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手取り17万円・28歳介護士の生活「氷点下でも暖房ナシ、雪を溶かして水道代わりに」

家の中でも朝晩はダウンを着用

貧困

冬場は室内でも朝晩は10℃を下回る

 さすがに北国の住宅だけあって機密性に優れ、隙間風が吹くようなことはないですが、冬場の一番寒い時期だと室内でも朝晩の気温が氷点下近くまで下がることも。それでも節約のために暖房は極力使わないようにしているといいます。 「仮に家にいる間、ずっと暖房を入れたままにしていたら、それだけで1万円以上かかってしまいます。そんな贅沢は今の自分にはできないし、暖房はお風呂上がりの1時間だけ。それ以外は気温の下がる朝晩は室内でもダウンコートを着込むようにしています」  また、水道代節約のためにバケツに雪を詰めて溶かし、トイレや食器洗い、洗濯などの生活用水として利用しているとのこと。 「この季節はベランダに大量の雪が吹き込んでくるため、除雪にもなって一石二鳥(笑)。雨ではこんなに水を確保できないので冬場しか使えませんが」

車の買い替えで貯金は10万以下に…

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生活用水はベランダの雪を溶かして利用

 当然、食事にもお金をかけたりはせず、基本的に毎日自炊。しかも、おかずに使うのはモヤシや玉ねぎ、じゃがいも、白菜といった安い食材ばかり。肉ももっぱら鶏肉で、それも半額シールが貼られた物以外は買わない徹底ぶりです。 「食事は1日300円以内を目標にしています。これに果物や飲み物、お菓子に加え、月2回のラーメン屋と牛丼屋での外食を合わせてトータル1万5000円以内に抑えるように心がけています」  その結果、毎月4万円近く残るというから大したもの。ただし、これはあくまで一時的な貯金に過ぎず、将来に備えて蓄えているわけではないそうです。 「今乗っている軽自動車にガタが来ているため、買い替え用の頭金として貯めているだけなんです。足がなくなったら職場にも通えず、死活問題ですから。それに前の会社を辞めて、今の介護の仕事を始めるまでバイト代だけだと足りないから定期預金だって解約しちゃった。だから本当の意味での貯金は10万円もないんです
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