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神使轟く、激情の如く。が日本武道館ワンマンライブを開催

神激武道館もう1回やろう

ここからライブもラストスパート。一曲を通してコール&レスポンスで盛り上がれ、ファン人気も高い『合法トリップ:ボイルハザード』を披露。しかしやはり夢の舞台で観客の声出しが叶わないことに対し、ことのが「全力を尽くすほどに、フロアの熱量を感じるたびにやっぱり声が聴きたい。あんたらと一緒に私は歌いたい。」と悔しさをにじませる。 「だから神激武道館もう1回やろうよ。もっとやばいところでもやろう。」とリベンジを誓うと、客席も大きな拍手でそれに呼応した。 そして、「武道館が決まって今の自分たちのすべてを込めた曲を、最高にして限界の曲を作りました。あんたと歌うその未来をつかむために今限界超える時なんだろうが!」と続けると、武道館ワンマン決定に伴い作曲されたグループ最新シングル『神奏曲:ライトニング』を宣言通りの限界突破で、この日一番の熱量と共に歌い上げた。

きれいごとが現実に変わるまでの軌跡

その後のMCでは楽曲の作詞を担当するいもこが、ファンの顔が良く見えるようにと、お立ち台に上がると、バックスクリーンに自身の書いた歌詞が流れる演出に対する感慨深さを語る。「こうやって歌詞書いてると神激の音楽が愛されてるなって感じることがたくさんある。でも(歌詞に書いた内容は)最初は強がりで、本当に思えてるかって言われたら分からなかった。自分に自信がなくて強がりでしか言葉が言えなかった。努力は裏切らない、きれいごとすらも現実に変えていこう。そう思いたかった。そう思えるような自分になりたかった。だから理想の自分を歌詞に写してそれを信じて叫び続けた。歌い続けた。そしていつの日か強がりで吐いた言葉が現実に替わっていったんだよな?デビューして4年。デビューした当時はメンバーよりお客さんが少ない時もあった。でも武道館に絶対立つよって言葉にしてきた。そしたらさ、今武道館に立ってるんだよな?」 鳴りやまないファンからの惜しみない拍手を背に、ファンへ向けてのエールを続ける。 「君も最初は弱くたっていい。強がりだっていい。なりたい自分、どんな自分?言葉にしてみてよ。本音を聞かせてよ。強がりで吐いた言葉がいつか君の見てる世界変えていくからさ。私は君の事を世界で2番目に信じてるよ。自分自身が一番自分のこと信じて進んで行けよな!いつだって自分の未来はその手の中にある。これが強がりで不器用な生牡蠣いもこからの君へのメッセージ。」集まったファン1人1人に語り掛けるかのように視線を移しつつステージから精一杯身を乗り出し語り掛け、次の曲『不器用HERO』へとつなぐ。 そして日本武道館ワンマンのラストソングを飾ったのは『Supernova』。リーダー・ことのが「武道館マジでありがとう!今日まで私たちを育ててくれたあなたがいて、何もなかったところから0から神激を作り上げてくれたあなたがいて、どんな時もあきらめなかったあなたがいて、そしてそんな私たちを見つけてくれたあなたがいて、そして私たちはやっとこの場所に立てました。世間はこれをラブソングとは言わないかもしれない。でもこの思いは、今胸の中にあるこの思いは確かにあなたに向けたラブソングです。」と感謝の気持ちを伝え、最後はステージ中央でメンバー全員が肩を組みながら笑顔で歌い上げ、終演を迎えた。 「また次の未来で会いましょう!」という意味深な言葉を残してステージからメンバーが去るとバックスクリーンには9月11日の豊洲PITでのワンマンと、2023年5月27日の幕張メッセ国際展示場でのワンマンの開催が表示され、再び会場から大きな拍手が沸き起こり大盛況のまま幕を閉じた。 常に高い目標を公言し、それを確実に自分達の力で実現させてきた彼女達。デビューから4年という異例の早さで日本武道館ワンマンライブを成功させるも、それに甘んじることなく、次の頂を目指す彼女たちが見据える先にはどのような絶景が広がっているのか。彼女たちの快“神激”はまだまだ終わらない。 <セットリスト> 01. 宣戦布告 02. 神奏曲:テンペスト 03. 青瞬螢詠 04. 神奏曲:アブソルートゼロ 05. オキシバギー 06. 夏声蝉時雨 07. 神奏曲:インフェルノ 08. 生まれ変わっても自分になりたい 09. 神奏曲:ガイア 10. 喪失のカタルシス 11. BAD CAKE 12. 自己都合主義メタモルフォーゼ 13. 合法トリップ:ボイルハザード 14. 神奏曲:ライトニング 15. 不器用HERO 16. Supernova
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