更新日:2023年04月13日 14:56
恋愛・結婚

「ルックスは最高、貞操は最悪」な女子大生の彼女。友人との浮気で修羅場に…

逃げようとする彼女に「裁判」を突き付ける

悲しむ女性 当初は「LINEを見るなんてありえない!」と怒っていた愛花だったが、証拠のバックアップを見せると、一転してしおらしくなったという。 「田川は悪くないって、かばい出したんです。その時は僕よりもアイツのほうが好きだったみたいで……。奴とは地元が一緒だし、周りの目もある。『俺らのうち誰かがコミュニティから消えないと、この件収まらなくない?』って話をしました。  そしたら、『私は消えたくないし、彼に迷惑をかけたくないから話せない。ふたりで話し合ってきて』と言い出したんです」  浮気したにもかかわらず、勝手すぎる言い分。須田さんは痛む頭を押さえながら、抑えていた怒りをぶちまけた。 「その時点で3年半付き合って同棲していたので、事実婚が成立すると思って、『とりあえず裁判だけ起こさせてよ』と告げました。こっちは何もしてないのにいきなり傷付けられて、友達も失いかけているわけですから。裁判でもしないと気が済まなかった」  実際には、いくつかの要件を満たさなければ事実婚とは認められない。同棲の事実だけでは難しいだろう。  ただ、愛花には効果的な一言だったらしい。ついに観念して「私が皆の前から消える」と宣言したそうだ。

地元から姿を消した浮気相手

 須田さんは「地元グループに気を遣わせたくない」と、誰にも何も言わないつもりだった。浮気相手の田川にも、文句の電話ひとつかけなかったそうだ。ところが……。 「愛花から話を聞いたのか、田川は外堀を埋めようとしてきました。僕たちが別れたことを、『俺は悪くない』と言い訳付きで触れ回っていたそうです。そのせいで地元の友人全員に知られちゃいました……」  騒動を知った友人が仲裁役となり、居酒屋にて直接対決することに。長時間話し合った末、一応は和解という形に収まった。とはいえ、当然ながらわだかまりは残ったそうだ。 「今後はもう、アイツに彼女を紹介できなくなっちゃったなって……ただそれ以来、田川は地元から消えてしまったんですが。気まずかったんでしょう。愛花のことは嫌いになれず、しばらくは好きなままでした」  なんと須田さん、手酷い裏切りを受けても懲りていなかった。定期的に連絡を取り合い、「ヨリを戻そうとした瞬間があった」と言うのだから、恋はなんとやらだ。
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人生の教訓
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福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

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