心と体をととのえるサウナは働く男にとって、呼吸と同じぐらい重要である。サウナーで俳優の橋本祥平が今回訪れたのは東京・浅草の「SAUNALAND ASAKUSA」だ。 和服姿の若者たちに、威勢の良い車夫の声。にぎわいの戻りつつある浅草に、今年7月、ベストセラー編集者である箕輪厚介氏が編集長を務めるサウナ専門雑誌『サウナランド』とコラボレーションした新たなサウナ施設「SAUNALAND ASAKUSA」さんが開業しました。 日帰りと宿泊で2種類のサウナ体験を提供しているのですが、中でも日帰りのパブリックサウナは都内では珍しい薪サウナ。電気ストーブの併設で、薪特有の柔らかい熱に安定感を加えたハイブリッド型です。 対流設計にもこだわっているので、ロウリュも効果抜群。特に天井に近い2段目はかなり効きます。 目の前には水風呂があり動線も完璧。15℃前後の設定ですが、リピーターさんの要望に応えて、さらに冷やす工夫を考えているそう。最新鋭のサウナ施設ながら、浅草らしい下町人情にほっこりです。 ラウンジには鉄板付きキッチンがあり、注文できる「もんじゃランド」のほか、食材を持ち込んでサ飯を楽しむことも可能。 まさにサウナを中心とした遊びの拠点。アフターコロナの新しいサウナの楽しみを見つけた気がしました。 取材・文／森野広明　撮影／江森康之　撮影協力／SAUNALAND ASAKUSA ’93年、神奈川県生まれ、俳優。’23年6月にW主演舞台『文豪ストレイドッグス 共食い』上演予定。オリジナルブランド「totoknow」で、サウナバケットハット発売中。念願のサウナ・スパ健康アドバイザー資格をついに取得。ツイッター@hashimotoshohey、公式HP