コンテンツブロックが有効であることを検知しました。
このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてく>ださい
✕
ログイン
会員登録
マイページ
検索
新着
ニュース
エンタメ
ライフ
仕事
恋愛・結婚
お金
スポーツ
グラビア
サブスク
トップ
スポーツ
中東、冬季…“初”づくしの2022年W杯。では“初”開催がウルグアイになったワケは
スポーツ
投稿日:2022年11月19日 08:53
中東、冬季…“初”づくしの2022年W杯。では“初”開催がウルグアイになったワケは
ルチアーノ・ウェルニッケ
バックナンバー
ウルグアイが第1回W杯の開催国になったのはなぜ?
サッカーがオリンピックで地位と名声を確立する一方で、複数のFIFAの総会が開かれながらも、すべての大陸から国の代表チームが参加した選手権を開催するという大きな目標は達成できずにいた。1906年にスイスでワールドカップを開催しようと試みた後、イギリス人のダニエル・ウールフォールは、「(自らがそれから何年にもわたって会長を務めることになる)FIFAは国際的な選手権を創設できるだけの十分に安定した基盤をまだ築いていない」と述べた。同時に、「登録されたすべてのチームが同じルールを守るという確約も必要だ」と強調した。 第1回ワールドカップを開催しようという機運は、フランス人のジュール・リメの後押しのおかげで、第一次世界大戦後に高まり始めた。1921年からFIFAの会長を務めたリメは、サッカーが「恒久的かつ真の平和という理想を強化する」ことができると信じていた。 多くの紆余曲折を経た後、1928年9月8日にチューリヒで、第1回の大会を1930年7月に実施することに決まった。翌1929年5月8日、バルセロナでの総会でスペイン、イタリア、スウェーデン、オランダ、ハンガリー、ウルグアイが開催地に立候補した。有力視されたのはウルグアイで、その理由として直近の2回のオリンピックで金メダルを獲得していたこと、財政が豊かだったこと(ウルグアイが各国の代表チームの旅費と宿泊費をすべて負担すると申し出た一方で、ヨーロッパ大陸の候補国は厳しい経済危機に陥っていたためにそこまで確約できなかった)があげられる。
ウルグアイの独立100周年の一環としても
また、ウルグアイが南北アメリカ大陸のすべての国の支持を集めた一方で、ヨーロッパの方が加盟国の数では多かったものの、5つの候補地の間で票が割れたことも要因となった。それに加えて、大会がウルグアイの独立100周年の一環として実施されるという点も共感を集めた。当時の新聞によると、ウルグアイの代表者、エンリケ・ブエノの外交的な手腕——および、それを熱心に後押ししたアルゼンチンのアドリアン・ベッカル・バレラの力——が決め手になったという。 まず、スウェーデン、オランダ、ハンガリーの代表者たちから立候補の辞退を取りつけた。続いて、ウルグアイにはスペイン人とイタリア人の大きなコミュニティーがあり、代表チームを応援するはずだと主張して、この2か国を辞退させることにも成功した。こうして第1回ワールドカップの開催国という名誉を、各国の賛同を得てウルグアイが手にした。ブエノスアイレスの『ラ・ナシオン』紙に掲載された演説で、ブエノは「第1回の世界選手権の開催地としてモンテビデオを選んだ総会の決定は、アメリカ大陸各国の共通する心情を示すもので、アルゼンチンを筆頭に各国は南米サッカー連盟の提案を温かく、かつ熱狂的に支持してくれた。我々はすべての人々に大陸の団結という心強い例を示した」と断言した。こうしてワールドカップの歴史が動き出すことになった。
ルチアーノ・ウェルニッケ
1969年ブエノスアイレス生まれのサッカー・ジャーナリスト。
『サッカーはなぜ11人対11人で戦うのか?』
をはじめとするサッカー史や各国代表チームのガイドブックの他、選手の評伝など多数の著書があり、30ヵ国以上で出版されている
1
2
『
サッカーはなぜ11人対11人で戦うのか?
』
知られざるフットボールの歴史100項目
おすすめ記事
ハッシュタグ
サッカー
Tweet
シェアする
日刊SPA!の人気連載
お笑い節約道場
腕時計投資家・斉藤由貴生
貧困東大生・布施川天馬
インタビュー連載『エッジな人々』
SPA!デジタル写真集
恋愛コーチ・関口美奈子
人に99%「YES」と言わせる ひろゆき構文
結婚につながる恋のはじめ方
トップロープより愛をこめて
連載一覧を見る
24時間更新
人気ランキング
同じ23歳メジャー挑戦でも…佐々木朗希と大谷翔平の“決定的な違い”。「マイナース...
2024年12月17日
スポーツ 新着記事
同じ23歳メジャー挑戦でも…佐々木朗希と大谷翔平の“決定的な違い”。「マイナースタートがちょうどいい」と言えるワケ
2024年12月17日
大谷翔平に認識されてない?プレミア12敗戦で批判噴出の井端監督が「侍ジャパン指揮官に適任なワケ」
2024年12月13日
「タバコの煙が充満するバス」「選手の住所が載っていた選手名鑑」…今では考えられない昭和プロ野球の“常識”
2024年12月03日
J2優勝“翌シーズン”にJ1優勝争いのFC町田ゼルビア。黒田監督が「たった2年でトップチームに押し上げた」2つのこと
2024年11月30日
プロ野球「14球団制」への布石?今季二軍に参加「新潟&静岡」に“一軍昇格”の可能性はあるか
2024年11月29日
孤独のグルメ~食文化応援企画~
ビール2:黒ビール1。人気の『マルエフ』を「ワンサード」で飲んでみた!
2023年11月20日
PR
美味しいビールで酷暑を乗り切ろう!孤独のグルメ原作者が熊本の名店で『マルエフ』を味わう
2023年08月10日
PR
『孤独のグルメ』のオリジナル デジタルトレカがもらえる!「ひとり飯をみんなで楽しむプロジェクト」の第一弾がスタート!
2022年12月02日
HARBOR BUSINESS Online 一覧
中国「秘密警察」が日本人にも接触。日本のカルト教団なども監視か
2024年04月04日
サッカーW杯日朝平壌決戦の行方。カギは定期便と人的往来再開か
2024年03月06日
政治の犠牲になった能登地震<著述家・菅野完>
2024年02月09日
勝SPA!一覧
ドウデュース「出走取消」で混戦ムードに。“東大卒の予想家”が「勝負のカギを握る4頭」を徹底解説
2024年12月21日
<有馬記念>今年の傾向的に「絶対に外すことができない注目馬2頭」を競馬の達人が解説
2024年12月21日
有馬記念が引退レースとなる馬の“注目すべきポイント”。ドウデュース以外に複数頭が該当
2024年12月19日
はじめての副業一覧
50代女性がタイミーに挑戦してわかった、自由な働き方の“光と影”。クレーマー対応や謎の時給カットも…稼げた金額は
2024年12月06日
いま注目の「地方で副業」。都会の会社員が、地方企業を手伝うスタイルが増えそうなワケ
2024年11月03日
副業でセクシービデオに「エキストラ出演」するアイドル。どうしても“お金を稼がなければいけない”理由
2024年10月10日
募集
女子SPA!「佐伯ポインティ新連載」不倫にまつわるお話を聞かせてくれる女性を募集中!
2024年06月28日
<扶桑社 採用情報>のお知らせ
2024年03月12日
週刊SPA!編集部 編集者募集!
2023年03月08日
インフォメーション
あべみほ「悩殺必至の過激ショット」、最新デジタル写真集が発売!
2024年12月21日
ちとせよしののグラビア設定を視聴者が決める!【グラビア生会議 1/28 21:00~】MC:岸明日香
2024年12月18日
”しーなちゃん”のセクシーな秘蔵カットを大放出!週刊SPA!のサブスク「MySPA!」続々更新中!新規会員は初月99円で読み放題
2024年12月06日
週刊SPA! 最新号
週刊SPA!12/31・1/7合併号(12/24発売)
えなこ・東雲うみ・篠崎こころ
Amazonで購入する
定期購読する
バックナンバーはこちら
SPA! 最新の関連書籍一覧
トリビュートブック 100%孤独のグルメ! それにしても腹が減った!
海外売春-女たちの選択-