更新日:2022年12月09日 15:29
仕事

元セクシー女優が「業界内の格差事情」を明かす。大手と小規模どちらが売れやすいのか

プロダクションの規模の違い

たかなし亜妖さん 芸能界と同じで、セクシー業界のプロダクションにも規模の違いがある。総勢300名を超える知名度の高い事務所や少数精鋭の事務所、ほぼ個人事務所に近いようなかたちなど規模はさまざまだ。数百名ほどの女優が在籍するのなら大規模、50から100にも満たないのなら中規模、20〜30名以下が小規模と定義してもいい。 「プロダクションの公式サイトに掲載されている女優の数が少ないから小規模」と判断されがちだが、そもそもモデル全員を載せることはまずない。表向きは5名しかいないように見えていても、実際は在籍が50名以上なんてパターンもよくある話なのだ。

小規模と大規模、どちらが売れやすいのか

 しかし数と活動量は一切比例しない。たとえ300名の登録があったとしても実際に動いているのは上位50名程度で、あとは幽霊部員のような存在や鳴かず飛ばずの女優が大半と言えよう。実は小〜中規模事務所の方が全体へ仕事が回りやすい傾向にある。なぜなら大規模プロダクションのように数で勝負できないからこそ、1人1人の精度を上げる必要が出てくるからだ。小さなところは「数撃ちゃ当たる」が不可能となるため、そうせざるを得ないという方が正しい。  このような話をすると「じゃあ大手がダメなのか?」と思われるかもしれないが、そのような話ではない。大手は大手でビッグネームの恩恵が受けやすいなど、あらゆる所属のメリットがもたらされる。なので“どちらがいい”ではなく、“どちらも良さがある”ということだ。
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夜の仕事出身マネージャーが多い理由
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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