更新日:2022年12月09日 15:29
仕事

元セクシー女優が「業界内の格差事情」を明かす。大手と小規模どちらが売れやすいのか

セクシー女優を担当するマネージャーはどんな人か

たかなし亜妖さん 女優を担当するマネージャーは、意外と普通の人たちばかりである。  “意外と”という表現は非常に失礼だとは思うものの、外の世界ではセクシー業界に対してダークな想像をしているはずなので、敢えてこの言い方にした。業界人が読んだらちょっと怒るかもしれない。今、少しヒヤヒヤしながらこの原稿を書いている。  さて、話を戻すとしよう。マネージャーに至る経緯は人それぞれだが、圧倒的に多いのはナイトワーク出身の男性たち。繁華街をうろつくスカウトマン、キャバクラのボーイ、風俗店のスタッフ、バーの店員から転身する例が過半数を占める。  女性マネージャーや女性社長の場合は元セクシー女優か芸能人など、自身が表舞台に立っていたケースがほとんどだろう。一般職や芸能プロから業界へ飛び込む人もいるが、約半数以上が元水商売であることは確かだ。

ナイトワーク出身マネージャーが多い理由

 なぜナイトワークや表舞台出身の人間が多いかというと、単純に彼らはコミュニケーションスキルが高く、女性の扱いを心得ているから。  女優の言うことが絶対な世界であるからこそ、彼女たちから嫌われれば仕事を円滑に進められなくなってしまう。最悪の場合は退所、もしくは音信不通といった事態を招くため、マネージャーは言動に細心の注意を払う必要がある。  どのプロダクションもマネージャーは数名程度で、数を多く揃えてはいない。大手でも10名以下が当たり前なので、常に多忙な状態が当たり前となっているようだ。エロを取り扱うからといって湿っぽさは皆無で、どちらかというと体育会に近いが、今となっては強要問題等のトラブルも起きておらず、生き残るプロダクションは女優が安心して働けるような環境づくりに注力している。  セクシー女優専門プロダクションなんて言い方をすると聞こえが悪いかもしれないが、多くの人が想像するよりも遥かに“あっさり”とした世界である。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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