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元セクシー女優が業界の“給与システム”を暴露。「単体女優は月収300万円」は本当なのか

「セクシー女優は稼げる」は本当なのか

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で現在はフリーライターとして活動している「たかなし亜妖」

 セクシー女優だった過去を持つと、お金にまつわる質問は絶対に避けられない。この業界は俗に言う「夜職」のカテゴリーにあてはめられることから、お昼の仕事の何倍ものお給料をもらっていると思われがちだ。その考えは半分正解で、半分間違いと言えるだろう。なぜなら女優の中にはみんなが想像する通りの稼ぎを生み出す人もいれば、そうでないケースも多数存在するからである。  これから話していく内容は「あくまで平均的なもの」で、個人によって稼ぎ出す金額や活動の仕方に差があることを理解した上で読み進めてもらいたい。

セクシー界隈の花形「単体女優」の給料システムは?

 セクシー業界は大きく分けると「単体」「企画」と二種類の女優がいる。今回は単体女優についての給料システムを解説しよう。単体とは一つのメーカーと専属契約を交わして撮影を行う女優のこと。作品のリリースも月に一本と決まっていて、メーカーの顔としての活動が優先されるのだ。  撮影が月に一度のみの単体女優は月給制。契約時に「1本から〇本まで〇〇円契約」と内容が細かく設定される。定められた期間中は他社に出演できず、ギャラの値段も変動しない。歩合制ではないことから「単体女優は会社員のような働き方と似ている」と考えてもいいだろう。  女優本人のクオリティや肩書き、経歴によってスタート時の値段に個人差が生まれ、期待値に比例してギャラも高くなるのが一般的だ。もし契約当初の値段が低くとも、作品の売れ行きによっては契約期間が延長され、契約料金の見直しが発生することもある。「最初は売れないと思っていたけど、案外人気が出た」なんて嬉しい誤算なんかもあったりして、気づくとギャラがデビュー時よりも増えている女優も多い。
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「単体女優の月給が300万円」は昔の話
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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