更新日:2024年07月18日 15:16
恋愛・結婚

「後輩女性社員の“クソ企画”の尻ぬぐい」熱血社員を絶望させた上司の行動

なぜか後輩の企画が通るように

 そんな最中、Aさんに驚くような変化が。 「Aの企画が通るようになったんです。企画力がアップしたというわけでもなく、出すのはパクリ企画みたいなものばかり。でも、そんな企画にGOサインが出てしまう……。訳が分かりませんでした。あの厳しい課長もジャッジしているのに、『なんでこんな企画が通るんだよ』と怒りさえ覚えました。さらに最悪なのが、自分がAの企画をフォローしなければならなくなったことです」  これは、トラウマになるレベルで辛い体験だったという。 「エンジニアに企画を説明するのが嫌でたまりませんでした。Aには企画をブラッシュアップした方がいいと伝えたんですが、納得せずで。課長にも相談したんですが、『そのままでいい』と言われて……。正直、頭がおかしくなったんじゃないかとさえ思いました」

部を跨いで板挟みになってしまう

 結局、Aの企画はリリースされることが決定。湯山さんにとって、辛い状況がさらに続くことに。 「もちろん、そんな製品が売れる訳がなくて……。営業からは『なんでこんなクソみたいな企画を通したんだよ』とキレられたり、『企画はこのレベルで仕事になるんだから楽だよな』と馬鹿にもされました。自分もクソだと思っていましたが、部として出しているものなので、立場的に、そんな企画でも守らなければならなくて……。板挟みが本当に辛かったです」
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込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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